少しずつ歩む

皆さんもそうだと思うけど、今の私があるのは、過去の私の「想い」があったから。

メディアという業界にいるのも、人の心や社会を良くも悪くも変えることができる可能性を持っていると信じているから。社会が少しでも希望あるものとなるよう、自分も発信者の一人として、取材力や質問力を高めるため仕事をしてきた(レベルが低かった頃も、本当に助けていただいた。その時チャンスをくださった方々、ありがとうございます)。

日本のメディアは、今どう見られているだろうか。私は過去に新聞社の社員として勤務していたことがあった。そこにいるたくさんの記者の方々は、物事の本質を追求し、力強く発信していた。事件や事故の真実を追求することはとても労力が必要だ。自分一人の力では限界があり、沢山の人の協力がいる。

世界や日本の社会で起こっている事実を知ることは、とても重要だ。しかし今はインターネットがあるので、事実の側面を捉えることは多くの人ができる。

大事なのはそこではない。どのような経緯があって、その事件や事象が起こってしまっているのか。「あー、大変だね」ではなく、物事の本質を考える哲学的思考が重要なのだ。そのためのメディアでもある。

その想いが強い自分は、メディア業界に身を置いてきた。けれどここにも資本主義の波風は強く当たってくる。真実をねじ曲げるような権力が私は苦手だ。自分の経験としても、そういう過去があったのでなおさらだ。

想いは具現化する。最近それを実感している。長年考えたり、こうなりたいと思っていたことが形になってきている。

自分の夢や理想は、突然、形になるのではない。徐々に作られていく。それは、運命と言っていいだろう。「命を運ぶ」その運ぶ過程で、自分が作られていく。

だから、絶対自分がこうなりたいという想いは胸に秘めておくことが大事だと思う。信念と理想が人生を作ってくれる。

「こうなったらいいな」と思った時から、その一つのゴールまでの道程が始まっている。諦めず、胸に置き、たくさんの人とのご縁を大事にしていく。それは、自分が苦しい時、何かの救いになると思う。

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