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西川遥輝の成功から考える選手が持つ「エンジン」

「考える力」の4回目のテーマは「エネルギー」について話をしたいと思います。「エンジンの大きさ」という言葉とも置き換えても良いかもしれません。って書き始めて思ったのですが、前号の4週目と重なりますね。

 あの時は「文武両道」がテーマでしたが、エネルギーの掛け方を勉強にしているのか、スポーツに向けているのかの差で、持っているものは同じという話でした。同じ文章にならないように気をつけたいと思います。

 人間は「エネルギー」や「エンジンの大きさ」が全てだと思っています。

 これが小さいと話になりません。持って生まれたもののように思われがちですが、どっちかというと、生まれた時は平等にあり、小さくしてしまっているのかなというのが僕の思うところです。

 それが成長過程で、あれやるな、これやめなさいと言われすぎて、エネルギーを下げていく。そして、考えることすらやめていく。「これをやっておけばいいんでしょ」となる。これが3回目までに書いてきた思考停止です。

 なので、考える力を大切にしていくためには、「エネルギー」「エンジンの大きさ」を大切にしなければいけない。

考える力 第4回

 僕がアマチュア時代から知っていて、プロ野球で活躍する選手は多くいますが、その中には僕が評価を見誤っていた選手もいます。

 見誤るというのは「こんなに伸びるとは思わなかった」系で、No1は山田哲人(ヤクルト)、2番目は西川遥輝(日本ハム)です。

 で、きょうは「考える力」をテーマに、西川の話をしたいと思います。

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