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壬生忠岑が、百人一首に残した作品は?

壬生忠岑みぶのただみねが、百人一首に残した作品は、、、

─── 目 次 ───
☆作品
☆意味
☆文法解説
☆鑑賞
☆出典
★関連動画
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☆作品

♪ 有明の
  つれなく見えし
  別れより
  暁ばかり
  憂きものはなし

です。

読みは、

♪ ありあけの
  つれなくみえし
  わかれより
  あかつきばかり
  うきものはなし

となります。

壬生忠岑は、一夜を共にした女性から、「もう会えません」と突然の別れを告げられました。

そのつれない態度を悲しんで、この歌を詠みました。


☆意味

有明の (有明の月のように)
つれなく見えし
 (あなたがつれなく見えて)
別れより
   (別れを告げられた
       その日以来)
暁ばかり   (夜明けほど)
憂きものはなし
    (憂鬱なものは無い)




☆文法解説

2句:「見えし」
   過去の助動詞




☆鑑賞

壬生忠岑の目には、「有明の月」がつれないものに見えました。そのつれない有明の月のように、ある朝、愛する女性から突然別れを告げられました。

その日以来、壬生忠岑は、夜明けというものが憂鬱なものになってしまいました。


☆出典

『古今集』恋・625


★関連動画


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