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源宗于朝臣が百人一首に残した作品は?

源宗于朝臣が百人一首に残した作品は、、、

♪ 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば

です。

難しい仮名遣いはありませんが、読みは、

♪ やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける
  ひとめもくさも かれぬとおもえば

となります。

字ずらでも意味がおおよそわかりますね。

山里は    (山里は)
冬ぞさびしさ (冬が寂しさが)
まさりける  (つのるなぁ)
人目も草も  (訪ねて来る人も草も)
かれぬと思へば(枯れてしまうと思うと)

「離れ」と「枯れ」が掛詞になっています。

昔は「離れ」と書いて「かれ」と読んだのだそうです。

「人も離れ、草も枯れ」という意味です。

「思へば」は、出だしの「山里は」に繋がります。

まとめると、

「訪ねてくる人も離れ、草も枯れてしまうと思うと、山里は冬の寂しさがつのるなぁ」

となります。

源宗于朝臣は、あまり出世できず、晩年を、都から離れた山里で寂しく暮らしていたそうです。

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【源宗于朝臣】


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