関東三線協会を立ち上げました

協会初のイベントである展示即売会

夢弦流の松本です。各SNSでは周知しましたが改めまして6/14と6/15に関東を拠点とする4メーカー合同で展示即売会を行います。それと同時に関東三線協会という団体の設立をしました。今回は発足した理由についてお話しします。

  • 発足した理由と目的

  • 今後の展望

目的
会員同士の情報交換、合同イベントを行い売り上げや知名度向上を図る、自己研鑽の場を作るというのが主な活動内容です。
ゆくゆくは協会として黒檀の森林再生とか視察や職人育成や合同作品制作などもやっていきたいと思っております。
つまり三線にまつわる様々なコンテンツやイベントを積極的に作りファンを獲得して音楽家と違った側面で三線業界を盛り上げていこうという趣旨になります。

発足理由
本土には探せば意外と三線職人さんがいらっしゃいますがその多くは店舗を持っていなかったりSNSをやっておらず発信力が殆どないブランドばかりです。主観ですがどんなに素晴らしい作品を作ろうとも知られなくては意味がありませんし、売れなければ続けていく事が出来ません。

理想を追い求めた結果、経済面で四面楚歌になってしまったとあらば本末転倒です。昔ながらの職人が苦手なセールスやブランディング、マーケティング周りを組合員同士で助け合い改善していきたいという思いがありました。

またお客様から見ても理想的な三線を探すにあたって色々な選択肢から比較検討をしていきたいはずですので、まとまったコミュニティやリアルイベントを通して情報を得られると便利だと考えました。


今後の展望について
黒檀の三線は素晴らしいものなのは間違いありませんが、木材の希少性だけでセールスを行っているだけでは更に先細っていくのが明確です。

僕の夢弦流三線店は職人の生活改善や業界の価値観を一新していく所存ですし、それぞれの良いところを吸収し切磋琢磨していける関係性を築き上げたいと思っております。

古典民謡を愛する方や古き良きを大事にしたい方からすると僕のような旧来の作りをガン無視してそれが広まってしまうと、三線の本来の型や文化が曲解され壊れてしまうと思われるかも知れませんが、実際は全く逆のデータが出ております。

ギターには新たな型が毎年どんどん生まれておりますが、一方でトゥルービンテージと呼ばれる昔ながらの作りや素材を追求したモデルの売り上げも順調に伸びています。

これは新しい物が出てきたからこそ古き良き物に再びスポットが当たり魅力が伝わっている証拠です。
そして勘違いされそうなので断っておきたいのが沖縄にある三線組合と敵対しているわけではありません。ですので然るべきタイミングが来たら合同イベントや企画を行なって日本全体の三線屋さんが力を合わせて三線業界を更に盛り上げていく文化を作っていきたいです。

その為にも先ずは展示即売会を定期イベント化するのが当面の目標になります。

関東三線協会ら企業様からのスポンサーはもちろん、皆様からもおしのしと呼ばれるサービスを通じてご支援を募っております、是非皆さん応援をよろしくお願いします!


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