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FIND ME

数日前に友達と話をしていてAndre Acimanの小説『君の名前で僕を読んで』の続編がもう出ているという話をしました。出る「らしい」というのを聞いて以来、放置してしまっていましたが、調べてみたら2019年10月29日に英語版が出ていました。(←発見が遅い)

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僕はこの『君の名前で僕を呼んで』とは映画を通じて出会いました。そのタイトル含め、全てが詩的で、儚い夢のようで、本当に美しくていい映画だと思いました。そのあと小説も読みましたが、同じような感想を抱きました。特にエンディングについて、こういう映画や小説では多くの人が考えがちな安易なものにならずに、正解を見つけたなと思いました。

そしてこの続編の小説『Find Me』(ちなみに日本語翻訳版はまだみたいです)ですが、「テンポ」「カデンツァ」「カプリッチオ」という副題のついた三部構成になっています。(クラシックの音楽用語でまとめてきましたね)

「テンポ」は『君の名前で〜』から10年後、エリオの父親、サミがローマを訪れた際に、ミランダという若い女性と出会い時間を過ごす、というもの。

「カデンツァ」は5年後、現在パリでピアノを教えるエリオの、ミシェルという年上の男との出会いと恋愛を描いています。

最後の「カプリッチオ」ではその数年後、米ニューハンプシャー州で大学教授となり、妻子持ちとなったオリバーを追っています。

小説や映画のレビューといえばニューヨークタイムズということで、2019年の10月25日に出されたレビューを読んでみましたが、厳しめですね。

「エリオがあの後どうなったのかを知りたいと強く願う人たちにとっては、この続編の構成に落胆させられる可能性が高い」

映画化されるかは別としても、このレビューを読んだら小説を読むべきか少し迷います。でも読んでおきたいな。良い悪いは別としても、キャラクターたちがどうなったのか、やっぱりそれは知りたいじゃないですか。

#君の名前で僕を呼んで #callmebyyourname #findme #小説 #海外映画 #LGBT #LGBTQ

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