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Tangerine/ タンジェリン

2015年に公開され、全編iPhoneで撮影したということで話題を集めた作品でした。これに刺激を受け、自分もiPhoneで映画を撮ると息巻いた人が急増した記憶があります。

クリスマスイブに、浮気をした恋人とその相手の女を探し回るトランスジェンダーの娼婦を追った映画で、夕暮れ時から夜にかけて、刻一刻と表情を変えるノスタルジックなロサンゼルスの街並みが非常に印象的でした。

日本だとあまり自分のセクシャリティを公にしている人は多くなりですが、ロサンゼルスにはウェストハリウッドというエリアがあって、その中ではけっこうよく見たりするのです。ちなみに、そのコミュニティに属する人たちは、ウェストハリウッドのことをWeHo(ウィホー)と呼んでいたりします。

この映画では、キャラクターたちが互いに罵り合ったり、殴りかかったり、喧嘩したり、冷たいことを言われたりしていますが、いたるところに仕込まれている笑いがかなり面白くて、最初から終わりまでかなり笑った記憶があります。

そんな彼女たちが愛という基本的なものを求めて歩く姿を見ることで、僕らは人として大事な事に気づかせてもらうのかもしれません。

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ここまで書いておいてアレなんですが、ちょっとネットフリックスやらアマゾンやら見てみたんですが、今日本だとこの映画見られないかもしれません。でもチャンスがあったらぜひ見てみてください。

2015年はすでにLGBTQの権利や社会におけるプレゼンスについてかなりオープンになっていましたが、今とはまたすこし状況が違っていた気がします。この映画は、当時の温度感を絶妙に捉えた映画といって良いと思います。

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