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『スポーツしりとり』ショートショート小説

僕はまさきの家に遊びに来ているがすることがなく暇なってしまった。

「暇だね。テレビでもつける?」とまさきは言った。

テレビをつけるとスポーツしりとりの中継がやっていた。

スポーツしりとりとは、今、日本で1番人気のスポーツでしりとりをスポーツ化したものである。

「東京ドームいっぱいに見にきてるお客さんがいっぱいいます。何という人気でしょう」

と中継リポーターの人が言っている。

「スポーツしりとりのプロ選手の年収って何十億ってするらしいよ」
とまさきは言った。

いいなと思った。
スポーツしりとりは、始めるのにお金もいらないし、運動神経の悪い僕でも始められるのではないかと思った。

最近、毎日だらだらしていて退屈でこんな生活でいいのかと思っていた。

本気で頑張ってプロのスポーツしりとりの選手になろうと思い、

「僕、本気でスポーツしりとりの選手になるよ」と言った。

そしたら、まさきは、
「マイケル、まず、日本語覚えないとね」

そう僕は、先日、日本に来たばかりで日本語をよく知らなかった。

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