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元祖平壌冷麺屋note(75)

埼玉から来ました。すごく美味しかったです。

東京から来ました。すごく美味しかったです。

韓国から来ました。すごく美味しかったです。

と、お客さんが直接、帰り際に話してくれるのが、とても嬉しい。

一方で、「麺の量もお肉の量も少なくなってる。せこいことされたら、来る気が失せる」という口コミも。ちなみに、量は減らしていないし、原価高騰の比率で計算したら、むしろ増えているはずなのに。

たまたま目にしてしまったけど、口頭で伝えてくれたら良いのに、書き込みで残されると、それが既成事実であるかのように錯覚してしまうのではないかと、残念な気分になる。

よく行く喫茶店のマスターは、口コミは全く読まないようにしているし、返信はもってのほかで、同じ土俵に立たないようするのが良いと、以前、助言してくれた。

西宮でラーメン屋を営んでいる後輩から、メールでラーメン屋客がひどいコメントをしている画像を送って来たので、最近、冷麺屋でお話をした韓国からのニューカマーのお客さんからいただいた、韓国語のメッセージを翻訳して返信した。

「たまたま知ることになった平壌冷麺屋。大阪から1時間半かけて通っています。正直、高くて調味料の入った韓国冷麺の100倍は美味しいです。今日で4回目。とても親切です。味を知らない現地人のレビューは、無視して良いと思います」

カムサハムニダ。きっと心無いレビューを読んで気にかけてくれたのだろう。その気持ちがありがたかった。

今朝、布団を秋冬用に交換し、部屋の本を半分ほど整理したら、気分がスッキリした。後ほど、妻と銭湯へ行く予定。

まずは深呼吸から。休日なので、リフレッシュしよう。

作品が出版されてからの批評はマイペースで適当に受け流せばいい。そんなものいちいち気にしていたら身がもちません(ほんとに)。でも作品を書いているあいだにまわりから受ける批評・助言は、できるだけ虚心に謙虚に拾い上げていかなくてはならない。それが僕の昔からの持論です。

村上春樹「職業としての小説家」



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