売れるって何なんだを考えたって話
どうもjon-YAKITORYです。
売れるって何だろうってずっと考えています。僕は音楽歴自体はそこそこ長くなってきてしまったのですが、売れたことはありません。
要領が悪かったりタイミングが悪かったり、努力不足だったり色々と要因はあると思います。
コミュ力と実行力が圧倒的に足りなかったのが一番の要因かもしれません。
とはいえ一応自分の作った曲(アルバム曲ですが)がオリコンに乗ったこともあったのですが、所謂「売れる」っていうのとは違うんですよね。
印税だって一回目ですら初心者ギターセットが買えるくらいのもので、今となっては3ヶ月ごとにハンバーガー2個食べられるくらいなもんです。
2日で作詞作曲仮歌仮ミックスまでのハーフ1曲、時には1晩で作ったりして頑張ってたコンペで、やっとの思いでメジャーシーンに自分の曲が乗って人生変わると思いきや何も変わらなくガクーっと肩を落としました。
その時から自分は何に満足がいかなかったんだろう、どんな結果があったら自分は満足したんだろうとずっと考えていました。
今書きながら考えていても、やっぱり一番はお金かなあと思いますね。
ありえない話ですが、100万円とか入ってたらだいぶ気持ちも楽だったと思いますし、自信もついたと思います。
自分で言うのもあれですが、自信がつくと勢いがつくタイプでして、いわゆる"褒められて伸びるタイプ"なんです。自分で言うなが甚だしいですね、すみません。
あとは名声ですかね。当たり前の話ですが、あくまで作曲は裏方なのでいくらメジャーアルバムに乗ったからってフォロワーなんて一人も増えないわけです。
でも少しは期待してしまうのはまるでバレンタインの男子の気持ちです。
正解が見えないうちは「とにかく曲をたくさん作っている」ということで自分は頑張っているんだと言い聞かせていたような気がします。
曲をたくさん作ること自体は意味のないことだと思いませんが、今やろうとしていることを思えば、あの時から自分のやりたいことを追求していればよかったなあと思ってます。
- - - - - - - - - - - - - - - - - ✄
話がトーマス並みに脱線しましたね(トーマスは脱線しない)。
ボカロは好きでずっと続けてきたんですが、投稿するからにはやっぱり見てもらいたい。
試行錯誤を繰り返しながらやってきて、好きだと言ってくれる人もいてすごく嬉しいですが、売れてはいないです。
なんで売れたいんだろうってよく考えていたのですが、チヤホヤされたいというよりは「やりたいことがしやすくなる」からだなあと今のところは思ってます。
売れる=認知・人気・影響力が増えるとすると、売れると仕事が舞い込んできます。「有る程度人気があるから一定のクオリティはあるのだろう。宣伝効果もありそうだ」と思われるからです。
心理学でいうところのハロー効果ってやつですね。
仕事が増えると経済的に楽になり、自由度が増します。
また、自分がコラボしたいなと思ってる人とコラボしやすくなるというのもあります。
良く知らない人よりも多少知ってる人のほうが絡みやすいのは事実あって、売れている・知られているというのはシード権を得ているようなものです。
そして何より、自分が出したものに対して多くのアクションが返ってくるとやりがいが違います。モチベ的な意味でやりたいことがしやすくなるわけです。
- - - - - - - - - - - - - - - - - ✄
売れる=認知・人気・影響力が増える、もっと一言でいうと
売れる=たくさんの評価を得る、だとするとじゃあそれって何なんだよってなります。
多くの人の目に触れりゃいいのかってことですが、そう単純でもない。多くの人の目に触れるのは前提条件ですが、それ以上に心を動かさないといけないのです。
ふっと見てすーっと立ち去ろうとする人の頭をガっとつかんでシェイクさせるがごとく、
見られるだけじゃなく何かしらの感情を起こさせないといけないのですよね。その物に対して何か感想や感情を持てば意識させることができます。
でもこれも複雑なもんで、数人が意識してもダメで、大体の人は心の内で「ほおぅ...」と思って終わりになります。
何十人に一人何百人に一人で、その人が誰かに薦めてくれる人がいて、そうすることで徐々に広まります。
わざわざ探してくれて、周りの意見に関係なく好きになってくれる人が1~2割くらいいて、めちゃくちゃアンチが1割、どうでもいいというライト層が7~8割くらいいる印象です。
著名人におススメされるとライト層まで一気に広がります。これなんでなのでしょう。
単純に多くの人の目に触れるからかと思ってましたが、そういうわけでもなさそうなんですよね。
おそらく、著名人の権威性によって「これは良いものなんだ」というイメージが出来上がるからなんだと思います。
中身は変わってないけど、そういうイメージでライト層の評価がオセロみたいに一気にひっくり返ります。
たぶん、多くの人は損をしたくないんですよね。動いた自分の感情が、世間から見たら"そんなでもないもの"ということにしたくない。
そんな減るもんでもないことすらも損をしたくないのです。これは性格がアレとかではなく、そもそも人間自体の本能がそうなんだと思います。
だから著名人に太鼓判を押してもらえたら安心して好きになれるんじゃないかと。
地上波タイアップで売れる場合は、同時に爆発的に認知されるので多くの人が感想を発信します。
そうすることで、これまた「良いと言っている人がたくさんいる」という太鼓判が押されるわけです。
おススメされるには内容が良いことは絶対条件であり前提条件だというのは言うまでもないですが、そのあとどうやって広まっていくかはイメージがかなり握っているなあと思うのです。
「いろんな人から応援されているみたいだ」とか「あの人がおススメしてるんだから」とか「こんなに色んな人が話題にしてるんならちょっと見てみるか」というのがすんごく大事なんだなと。
すごく曖昧なものですけどね。
- - - - - - - - - - - - - - - - - ✄
これは活動歴が浅いほうが有利だと思います。
先入観がない状態で、良いものをバン!とぶつけると受け手は衝撃を受けます。ノーガードで不意を突かれたみたいなもんです。
だから一時期ボカロPや歌い手さんに転生する人が多かったんでしょう。「期待の新人」タグ狙いってのもあるでしょうが。
売れないまま歴が長くなってしまうと、「売れてないやつ」のイメージがついちゃうので、いざ新作を公開しても「見る価値がない」と前提がつけられてしまっている可能性があります。
僕にもこれはついてると思ってます。自虐とかではなく、たぶん事実としてそう。
これを払しょくするのは、「めっちゃすげーものを作って振り向かざるを得なくする」しかないのかなと。
こう書くとものすごくバカみたいですね。ルフィ感があります。
でも要は「想像を一段超えたものすごく良いものを作って再認識させる」ってことじゃないのかと。
それでも、そもそも見てもらえないことには始まらなくて、そもそも僕を「見る価値はないフォルダ」に振り分けてる人にはどんなに叫んだってシャットアウトされてるわけです。
なので、僕の作ったものを良いな・かっこいいな・楽しいなと思って貰えたらシェアしたり感想をツイートしたりおススメしたりしてもらえたら小躍りします。
そうすることで、僕に対してシャッターを閉めている人も、「なんだなんだ、騒がしくなってきたな」と様子を見に来てくれます。その時、その人の心を動かすチャンスを得られるのです。
既におススメしてくれている人もほんっっっとうにありがとうございますだぜ。圧倒的感謝・・・!
そんなオチかよ!!って話でした。
先日投稿したシカバネーゼ feat. Adoです。良ければ聞いてやって下せえ。各種ストリーミング、ダウンロード販売もやってます。
YouTube→
ダウンロード販売→
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?