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マジョリティは現実を作り、マイノリティは未来を作る。

こんにちは!縄文アソシエイツコンサルタントの西田です。
本日は、2022年2月24日(木)にDACホールディングス様女性管理職研修に講師として参加させて頂きました内容を少し共有させて頂きます♪

DACホールディングス社の本気
DACグループは1977年現代表である石川和則氏が3代目社長就任にして以降一時は16名まで落ち込んだ状況から40年間かけて700名、売り上げ100億を超す総合広告会社へと成長。「企業は人なり」の理念のもと、社員の生きる力を養う研修制度を確立されると同時にご自身もハレアカラヒルクライムレースにてアマチュア世界記録達成、民間人として初の中国聖域タクラマカン砂漠横断、65歳でマッキンリー登頂に成功など数々の大冒険に挑戦されている仕事と冒険の両立という異色の経営者です。
そのような石川代表の次なるステージは、『女性管理職比率を40%に引き上げる!』。
本気で社員の意識を変え、環境を変え、目標達成のため推進の先頭に立っていらっしゃいます。
この度の春季研修には、全国34名の執行役員・取締役等、各社の経営に携わるリーダーの皆様が参加されました。
https://www.dac-group.co.jp/corporate/
https://jonetu-ceo.com/2014/08/22878/

なぜ講師として招かれたのか
女性幹部比率3%、圧倒的な男性社会、究極では国家の意志を発動する自衛隊という組織において、私はマイノリティな存在。だからこそ感じていた葛藤、不安、希望は沢山。
企業においても女性活躍推進というはしごを登ることに、ためらう女性はたくさんいます。
登った先になにが見えるのか、いま登るべきなのか。
ニッチな世界ではありますが、少なくともそのはしごを登った私が感じたこと、その先の決意を包み隠さず伝えることは、DAC石川代表の理念と呼応し、うっすらと登ってもいいのかなと思い始めている女性社員の背中を押してほしい!と顧問伊藤史織氏より依頼を受けました。

画像4

                        (講演中の様子)        

講演の細部は割愛いたしますが、
反響の大きかったお話を2つほど

1.「役割期待に応える」
女性の多くはリーダーになることについて躊躇します。不安の根底には、見渡せばバリキャリか男性しか活躍していないのではないかという思い。

  やっていけるかな。

  私の生き方は、ちょっと違う。そうじゃないんだよね・・・

私が自衛隊で心がけていた事は、男性口調での命令や男性っぽい行動でもなく、とにかく部下・部隊を愛したこと。求められている事は、強くてかっこいいリーダーじゃなくてもいい、ただその役割期待にどう応えるかそれだけ。


参加者からは、
『「組織を変える」「会社を変える」という志だけですと、息切れしてしま いそうになりますが、今の私が、まず自分が担当している組織の景色を変える。身近なところから、私の半径5メートル以内から、何かしら出来ることを見つけて、変える。
それが、西田様からメッセージを頂戴した私がやるべきことだと思いますので、速やかにやることを決めて、軽やかに、勇気をもって、一歩踏み出していこう、と思います』
との感動のコメントを(涙)


2 空飛ぶおむつ?が教えてくれたマイノリティの役割
女性の参画により男性の慣習を変える事ができたという好事例を紹介
米空軍戦闘機部隊では、今まで空中でのトイレを我慢するため飛行前に水はなるべく飲まないということが暗黙のルールでした。
ある時女性パイロットがその組織に転入し、そもそも水を飲まず飛行する方が不安全じゃない?と。
これを受け米空軍はコックピット内でも小水ができるようにおむつを開発。
まさに空飛ぶおむつが誕生したのです。
女性により男性の我慢や疑問、旧体制が開放された良い事例だと思っています。

図4

SOFREP MILITARY GRADE CONTENT Jan4,2019より抜粋

日本社会に目を向ければ女性リーダーはまだまだマイノリティな存在でしょう。
ただ米軍の事例のように、マイノリティの違和感や発信は未来を作り、マジョリティが作る現実、神話は変えることができる存在なのだと思います。

マジョリティは現実を作り、マイノリティは未来を作る。

女性リーダーの皆さん

先人たちが切り開いてきた道を歩む中で、誰かの作った「べき」を選択するのではなく、あなたが良いと思える、「あなたらしさ」を追求することこそ、素敵なリーダーの一歩だと思っています。

図2


最後に
弊社縄文アソシエイツ創業の理念を共有し、筆を置きたいと思います。
『価値ある出会いを無数に創り、すべての人が働くことの素晴らしさを実感できる社会の実現に貢献します。』 
弊社は、ヘッドハンディング業の他、縄文塾や次世代リーダー勉強会「青天どきどき会」など、よき意図のリーダーの育成や企業交流の場を多く持っています。
(こんな会社他にはないかも?)
私たちは現在そして未来のリーダーとの出会いを何より大切にしています。
理念を共有し、多彩なバックグラウンドを持つ弊社コンサルタントからお声がかかった際には是非迷わず、よいリーダーと理念ある企業について伺ってみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

図3

(弊社会長古田講演資料「これからのリーダーに求められること)より抜粋)

西田 千尋(Chihiro Nishida)
防衛大学校人文社会学部卒業。隊員・家族の福利厚生に係る制度設計、航空自衛隊初の託児施設の開設、人事・総務業務に従事。80名のマネジメント経験を有す。二等空佐で退官。Woman In Public Section、官民連携ラボ主宰として越境の場を創出。良き意図のリーダーと理念ある組織との触媒となるべく、縄文アソシエイツに参画

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