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ビールが好きになった話

成人して、もう3年が経とうとしてる
私は半年前まで
「じゃあレモンサワーで」
と、メニューを見ずに1杯目の決めゼリフを吐いていた

憧れていたのは
「とりあえず生で」だったけど
ビールの苦さがあまり好きじゃなくて
憧れに近づけずにいた

でも、何かのきっかけに
生ビールを飲んだ4月

私の体に生ビールが染み渡った

美味すぎる。
なんだこの爽やかに身体に染みてく感じは。

多分、疲れてたんだと思う
仕事終わりのビールが大好きな両親の気持ちが
あまりにもよく分かった

そこから、私のビール人生が始まる
放課後、学校終わりに友達とパブへ
Blue Moonを飲む、
ウィンナーとチップスで他愛もない話をする
二杯飲んで帰る

実家で両親とする晩酌
ビールが注がれた3個のグラス

休日、友達と居酒屋に行く
一軒目はご飯とお酒を食べて飲んで
二軒目はまたパブへ
軽く一杯のんで帰る

学校終わり、買い出しに
缶ビールを追加して勉強終わりに一杯


疲れた体と考えすぎた頭に
爽やかに入ってくるビール

これほどまでに
ビールを、お酒を美味しく飲んだことはない
あまりにも美味しい苦さに、
包まれながら、眠りにつく

「とりあえず生で」
この言葉をやっと言えるようになった

この言葉を自然に言えるようになった自分に
少しの成長を感じながら
また週末に生ビールを飲む


とりあえず、生で



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