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6.23

私の故郷は沖縄

今日6/23は沖縄にとって大切な日、
忘れてはいけない日
「慰霊の日」

牛島中将が自決をし、日本軍による組織的な戦闘が終わった日とされている
実際には戦闘はその後も続いていたが、6.23が
一つの戦争の区切りとして私たちの中に残っている

上京して、5年
この日が本土ではあまり知られていないことに衝撃を受けたことを今でも覚えている

私が大切にしたい想いは
今日のこの日に、大切にしていた誰かへの祈りだ

私のおじいの兄弟は沖縄戦の激化に伴い疎開するために乗った船「対馬丸」で亡くなった
(米軍からの撃沈によって多くの死者を出した)おばあの兄弟は沖縄戦時下飢餓で亡くなった

多分話を聞いていないだけで、
もっとたくさんの人が私の家族でも犠牲になっているはずだ

おじいもおばあも、やんばる(沖縄北部の森)を駆け巡り、生きるか死ぬかの境を幼少期に体験している

私はおじい、おばあが生きてくれたお陰で
ここにいる

しかしおじい、おばあには忘れられない人が
もういなくなってしまった大切な人がいる

この日が2人にとってどんな日なのか、
聞くのも躊躇うくらい、重い日、
嫌な思い出を思い出させてしまう日なのだ

特におじいは生きている時、私が戦争体験の話をしてほしいと言っても絶対に口を開かなかった
そのお願いを隣で聞いてた、おばあは私にちょっと来てと言い、「おじいは戦争の話はしたくないわけよ、トラウマだし、怖い記憶だからね。ごめんね。」といって代わりに経験を伝えてくれた

私は小学生でただ何気なく聞いただけだが、
ものすごく後悔した
これはただの歴史的な事実じゃない
誰かにとっての思い出したくない記憶であり経験だ

そんな日に私はせめてもの祈りを捧げる

もう誰かの大切な人を戦争で奪わないで欲しい
戦争で泣くのは、いい加減もうやめたい
誰かの記憶を戦争のせいで暗いものにしたくない
命を大切に
命どぅ宝だよ

平和と呼ぶには遠く
歴史にするには早い
記憶に残せない深い傷を
慰める術はないものか

himeyuri〜ひめゆりの詩〜 by MONGOL800

この歌詞が私にはすごく刺さった

どんどん失われていく記憶
だけど様々なところに残る沖縄戦の傷
私たちがこれから何をして、
何を未来に残すのか

沖縄戦の記憶を持たない者達に
与えられた使命は何なのか、私は考え続けたい

1945年6月23日から79年経った今日
私は沖縄戦で犠牲となった全ての命に祈りを捧げ
沖縄に生まれた者としてのプライドと感謝を伝える

今日はストーリーに沖縄の投稿が増える
特に上京した大学生ね
みんなそれぞれの伝え方で周りの人に想いを伝えていることがすごく嬉しかったりする

今生きていられること、
勉強が続けられていることに感謝しながら
明日も頑張りますか!

p.s.
命どぅ宝→命は宝だよ〜、という言葉
沖縄のこと考えたら、猛烈に帰りたくなります
梅雨明けした沖縄はジメジメして暑いだろうなぁ


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