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私がうつ病になった話

前作初めての投稿でしたが、
フォローとスキを送って下さりありがとうございました。


この年齢になるまでに沢山の経験をしてきたが、
一番記憶に新しく一番苦労をした時期がある。
それはうつ病の療養期間だ。
重い内容になっているため、ご注意ください。


うつ病と聞いた時、
一番に何を思い浮かびますか?
もしかしたら、うつ病はメンタルが弱い人が掛かる病気だ、
なんて言う認識の方が一般的には強いのかも
しれない。
私自身はどちらかというと、
人に甘える事、頼る事が出来ず、
悩みを抱えがちな性格をしている。
仕事、結婚、趣味という、生きていてぶち当たる場面が、
私のメンタルを総攻撃した時期は20代後半になってから。
仕事だけ、結婚だけ、趣味だけ、
悩みがどれか一つとかだったら、
私はうつ病にまで発展は
しなかったかもしれない。
どんなに精神が強く、人の暴言でさえ
交わせる面も、
それらが一度に全部精神に襲いかかる。
想像をしてみて欲しい、
『結婚しなさい』『正社員が当たり前』
『そんな趣味辞めろ』
なんて周りから言われ続ける日々を。
これら事象から、精神が弱いからで済ますのは、
恐らく間違いである。
個人差は確かにある、それは個人が感じる重さが全く違うから。
ただ、今になって言えるのは、
頑張っている人に追い打ちをかける言葉を掛けるのは、
凶器を向けている事と一緒の事を。
何気なく言った言葉でさえも、
その人の心に拳銃向けて穴空けている事実を。

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うつ病になって、自室という閉鎖空間で
私はベッド生活を送った。
私の毎日見る景色は窓から見れる
あの広大な空。
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私はうつ病を約3年間かけて治療した。
正確には診断結果を受けて退職し
3か月自宅療養、
無理して1年半ぐらい新しい就職先での仕事、
悪化して1年半ぐらい自宅療養。
両親からは手の付けようがないと、
病院のベッドに連れて行かれそうになったぐらいだ。
我ながらも、ここまで、
よく頑張って生きて来れたなと感心する。
その自宅療養期間の話がまた長く濃いため、
今回は割愛するが、
どうやって治したのか、
それは以下に書き止めておこうと思う。

うつ病は先程もお伝えしたが、
頑張りすぎて脳が疲れ果てた状態の事を
基本的には指すようだ。
風船で例えると、
ストレスという空気が膨張し続けながらも、
言葉・物事という棒で只管つつき続ける。
するといつか風船は破裂を迎える。
私はストレス自体の解釈はそう思っているが、
これは身体の病気でも、
似た事が言えるのではないだろうか。
うつ病という精神病も、体と同じで、
決して安易にスルーしてはならないという事だ。

以上を踏まえ、基本的には只管脳を休めた。
それは寝る事だ。
うつ病の状態は他にも、無気力・無関心などがある。
ようは好きという気持ちが消えるということだ。
性欲、食欲、全ての欲の感情が出てこない。
そのため通院中は特に、好きな事出来てる?
とかかりつけ医師には毎回質問されたぐらいだ。
なので、私は自然が好きなため、
それの映像を見たり聴いたり、
好きなグルメを食べたり、
好きなゲームをしてキャラのイラスト絵描き。
お気に入りのキャラ画像を只管眺める。
最初のうちは何をしても感じなかったが、
時間経過と共に少しずつ取り戻せた。
医師曰く、軽い運動も効果的なようだ。
散歩を進められ、それがきっかけで今でも休みの日には
散歩に出かけているぐらいだ。

そうやって、自室生活を送ったのは28歳頃の話だ。
30歳手前になって、うつ病になってしまったが、
私は早めに人生の辛い経験をして良かったと心底思っている。
それだけ長く人に語ることも出来て、
対策も早く出来るようになれたから。

沢山の重圧によってメンタルズタボロで、
一生懸命になりすぎた若かりし頃の私。
うつ病は怠け者だとか甘えだとか、
心もとない事も言われた経験も実際はあるが、
うつ病こそ頑張っている人がかかる病気だと、
この記事を通して何か伝わる事が、私の救い。

うつ病に限らず、皆頑張っている。


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