【ネタバレ有】THE FIRST SLAM DUNKを観た人と語りたい。
昨日鑑賞しました。人生最高の作品でした。
どんな作品来ても勝てない。エグられすぎて休日潰れました。。。笑
映画館でぼろぼろ泣いて、今も涙出る。
自分は今年40です。
連載・アニメも現役でした。
バスケ部が激増していく”あの頃”にいました。
THE FIRST SLAM DUNKが最高だった理由は振り返ると大きく3つです。
【最高だった理由3点】
①山王戦フルコンプしてくれた事
②劇場というより試合会場だった事
③宮城の歩みがボクらの30年と重なる事
やはり③の宮城リョータのストーリーがとっても良かったと感じました。
リョータと家族の成長だった事で30年のブランクを経て、あの最高の山王戦をこの歳でもう一度噛み締めると共に、今だから感じれるものをつけ加えてもらえた気がしました。
きっと皆さんの色んな背景が、この作品を通して、素敵な感動につながるんだと思います。
少しだけ、理由3点について、劇場で感じた気持ちやあの頃からの思い入れを交えて書かせてください。
【理由深掘り】
①山王戦フルコンプしてくれた事
アニメが連載に追いつき、連載が全国大会の試合はどんどん展開するなか、まさかのアニメが終了。全国大会へ向かう朝で完結。
連載はさらにストーリーを積み上げていき、
前年王者山王戦で心を揺さぶり続けて、流川・桜木2人のタッチシーンで試合終了。
翌週巻頭カラーで連載が終わる衝撃。
骨抜きになったボクら世代。
ずっと『いつかアニメやるかもね』論と、『連載また復活するかもね』論を友達と語ってきた。
アニメの実写化のニュースを見るたびに『スラダンわい』『山王戦わい?』となってました。
いや、ないよな。
アレで終わるのが最高だもん。
変なことして、続編とかいいかな。
実写化とかして壊してほしくないし。
あれから30年。
オープニング。
山王工業登場。
やば。
マジか。やば。
いや、キャラ説明なし?
経緯説明もなし?
マジか。あざす。
山王戦の映像化。
最高かよ。
②劇場というより試合会場だった事
今作品はいつか配信される日が来るだろう。
そうしたら、手元で大切にまた見たい。
かつて単行本を、連載をそうしたように。
きっと何度も見る。
何度もその言葉に励まされる。
そして、ひと知れず勇気をもらう。
ただ昨夜劇場で涙ふるふるしながらも見た、この山王戦。
これは劇場の座席と試合会場の観客席がシンクロするという初めての体験だった。
かつて漫画を読んで、読んで、読み込んで、
脳内で作ってきた音や色、息づかい。
何回もやきつけた姿や表情、言葉。
あれ?ここに映像があるぞ?
漫画のカットが要所要所繰り出されてく。
アニメ化とか映画化ともなんか違う。
桜木のアリウープが虚を突かれて決まり、素人なポジショニングを初めて知る。
山王の迫力と会場の緊張感。
試合展開と共に変わる会場の雰囲気。
あの頃毎週毎週待ちわびて、少しずつ進んだあのドラマが、試合時間の速さを帯びて刹那に移り変わっていく。
やば。
やばくない?これ。
少年時代から小遣いから出して、
なんとか手に入れ続けた最高の瞬間達。
今でも後悔しない。最高の使い道だった。
でも映像化できたんだ。マジだよ、やば。
ずーっと、最高と感じ続けられた。
というか漫画の感動が、とてつもないスピードで襲ってきた。。。
③宮城の歩みがボクらの30年と重なる事
自分は団地で育ちました。
バスケットボールは響くしゴールはないし。
それでもあの頃のボク達は庶民シュートや、1on1がしたかった。
だって、それくらい湘北が好きだった。
スラダンがカッコよかった。
いつの間にか、ジャンプ買わなくなり。
大人になって結婚して、子供がいる。
子育てをするようになって、
楽しさと大変さがボクらにも降りかかる。
そして、自分の親の想いを少しずつ。
少しずつ理解できることが増える。
“あの時、どんな気持ちだったんだろう。”
父ちゃんが死んですぐなのに、
太陽のようなソータが消えてしまう。
リョータはソータを追いかけてく。
あれ、母ちゃんはどう思ってるんだろ。
仮面をつけたリョータに、
ソータと同じじゃなくていいと言う母。
「7番がいい。」
悲しみから進むために団地に移る母ちゃん。
ソータと離れて寂しくて、息苦しくなるリョータ。
すれ違ってばっかりで、
不器用なんだけど、
悲しみに負けたくなくて
平気なフリをし続けてる家族の姿。
試合とリンクして積み上がる、2人の歩み。
ラスト逆転に向けて、山王のゾーンプレス。フル出場の宮城にとって一番しんどい場面。
広島の会場に間に合った母ちゃん。
リョータのピンチに向けて心から叫ぶ。
「いけ!」
あの頃のボク達が見てた山王戦には無かったシーン。
いや、見えてなかった景色。
この臨場感の映像ではもはや同じ会場に現れて、真っ直ぐに叫ぶ瞬間。
そしてそれが届く瞬間。
この作品最大の見せ場。
電光石火、宮城リョータここにあり。
やば。
やばい。これはやばい。
待ち続けたボクらに向けて、
こんなアングルを用意してくれたんすか。
神です。この山王戦は神です。
超えられないです。最高です。
【まとめ】
という感じで、あの頃のボク達として、
心がエグられまくってしまった作品でした。
これは30年も時間を共有した同じ国のおっさんの勝手なシンパシーと解釈によるものです。笑
でもこれだけ偉大な作品の、時間をかけた映像化作品なので、これくらい感情込めて見ちゃう人もいると思います。
またそういう思いが投影できる天才じゃない宮城リョータの主人公化がたくさんの感動を呼ぶんだと思いました。
あなたのTHE FIRST SLAM DUNKはどうでしたか?
皆で語りたくなる、本当に過去一の作品でした!!
THANKS!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?