マラルメの怪物 詩 ポエム

永遠に何かを失い 極地の星が うえに輝き
むしろ わたしたちは何かを得た
それは世界

世界が脳内からこぼれていく
そうしながら 哲人が 乞食のように学問にはげむ

水は万物の素 しかしながら
わたしたちは 肉体である 物質である
物質 そこから流れ出る エーテルの光
光に満ちた世界が
手のひらに入り込む

マラルメの怪獣が わたしの心に侵入して
見失った心が 取り戻されて
真剣に生きた過去が
流れていく

それこそ ライフの灰色の冥利

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