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【詩】ぼくの世界

君と同じ時の流れに生きていたかった

幼い君と小さかったぼく

ぼくは一足先に大人になった

ぼくは君が大人になる前におじいちゃんになった

君のもとに走っていけないぼくに
君は悲しそうにぼくをやさしくなでた

ごめんね、足がうごかないんだ

ぼくの視界が霞んでいくとき、さいごに見えたのは君の泣き顔だった

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