転職活動に関する備忘録

これはあくまで個人の備忘録です。

ここ数年間、転職活動を行っている。
きっかけは、当然だが、今の会社に対する不満だ。活動を本格稼働させたのは平成30年だから、と考えかけたが、それは止める。何年経っても、環境を変えることのできない自分の愚図っぷりに心底うんざりしている。

はじめに

このたび、ある会社から内定をいただくことになったが、今回もこの世の終わりかというくらい悩んだ挙句に辞退してしまった。無理に休暇を取得したり、旅費を使って一体何をやっているのか、呆れるほかはない。現在、辞退したことについて、絶賛後悔中である。何なら、自分の頭を100キロの鉄槌で潰したいくらいだ。

私は、過去に転職を経験している。1社目は、ブラックな環境で、かつ大量採用、大量退職を繰り返している企業だったので、余り悩むことはなかった。ただ、これから始まる無職の生活と、その先行きが見えないことの不安はあった。2社目の時は、かなり悩んだ。夜も眠れず、関係が良好だった一部の同僚には、話を伝えるのが辛かった。今になって思えば、世渡り下手な自分のことだから、あのまま勤め続けていても、結局辞めることになっていたと思う。タイミングによっては、転職先の見つからないまま辞めていたかもしれない。これらからわかっていることは、自分はこの手の決断が非常に苦手であるということだ。

そのため、今の会社に入るときには、とりあえずの仕事を変えることは終わりにしよう、と気持ちを固めた。働きながら、勉強や他のことをするのはいい。ただ、サラリーマンとして働く職場はもうここで最後にしようと考えた。しかし、人生はそう思うようにはいかなかった。

今回の転職についても、悩みに悩んだ。朝、顔を洗うとき、自分の顔が鏡に映るが、顔面蒼白の見本のようになっていた。生気がない。加えて、他のことが手につかない。ちょうど年度末にさしかかるタイミングだったから、決算準備に取りかかる時期なのに、進めることができない。私生活にも影響が出る。決断を迫られて、脳がキャリーオーバーしたようになっていた。

怒り→自責→自己嫌悪

それでも、今回は内定承諾の意思表示をした。メールで辞退と承諾の両方の文面を作り、ぎりぎりまで悩んだ。最終局面で、承諾の意思表示を行ったのは怒りが原因だった。連日の残業に加え、休日出勤がもう何年も続いている。自動で働く機械のような扱われ方で、罵詈雑言を浴びる機会しかない。そもそも、今の会社では煙たがられ、嫌われていて、それすらもうどうでもいいとしか感じない。多くの仕事を片付けなければならない反面、四面楚歌で、あいつは何もしないと陰口を叩かれる。会社という組織に期待ができない。だから、承諾の意思表示をした。

その日から私は小間切れしか眠ることができなくなった。汗びっしょりになって目覚める。そして始まったのが自責の念だ。やってみなければわからないが、私の仕事をできる人間は社内にはいない。引継ぎすらできない状況だ。あとはどうするのか。それは自分が考えるべきことではないとわかっていても、自分を責めてしまう。無責任という言葉が頭から離れない。会社に愛想を尽かして、見捨てようとしているのに、一体自分の中で何が起きているのかわからなくなる。

そして、結局、一旦承諾した内定を辞退することになった。企業に迷惑をおかけする最低の行為だ。しかし、今の会社を辞めたい気持ちを抑えることはできない。そして再び求人を探すことになる。だが、私を採用するような企業はどこにもない。ここで始まるのが自己嫌悪だ。どうして俺は今回の内定を辞退したのか、と。

このように「怒り」→「自責」→「自己嫌悪」というサイクルで私の感情は推移した。今後、もし、どこからかお声がけいただいた時のため、この記録を残す。今の会社を辞めたい理由は、風土、組織的、根本的なものだ。そのため、転職活動がいつまでたっても止められない。だが、時間がない中での活動もいずれは限界が来る。これも当然なのだろうが、仕事忙しい→転職したくなる→転職活動→もっと時間がなくなる、という負のスパイラルに陥る。結局のところ、多少の無理を押しても、今の会社を離れるしか今の私に取り得る手立てはないのだ。ああ、なのになぜ今回の内定を辞退したのか。繰り返しになるが、自分の息の根を止めたくて仕方がない。

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