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今日、化粧品屋で。

私は10年以上同じメーカーの化粧品を
カウンセリングカウンターで購入している。

なので担当者の方々には
顔も名前もしっかりと覚えられている。

私は人の名前とお顔が一致するまでに相当な時間を要するタイプ。

なんなら把握するまで10年以上
かかる自信がある。

でもこの化粧品店の方たちは
早くから名前で呼んでくれて

担当者が入れ替わろうが
名前で呼ばれる。


もはや尊敬というか、

なかなか捕まらない凶悪犯の
顔と名前を覚え続ける
刑事みたいだな。

きっとデカにもなれると思うよ?


今日も訪れると
親しみ込めて名前で呼ばれ

私はいつものように関心していた。

「仕事を一旦抜けて
買いにきました❗️」と私が言い

『急いで下さいねー♪』
…の意味を込めてお伝えしたのですが

「そう言えばお仕事、なにをされているんですか?
聞いたことありませんね。

(ベテランが若定員を巻き込み)
ねぇ?あなたも知らないでしょ?

いつもさっそうとされて
専業主婦で悠々自適な生活をされているのかと思いました。

(若定員を巻き込み)
ねえ?あなたもそう思ってなかった?」

若店員「はい!思っていました!」

嘘だよね〜
私のこと、そんなに知らないと思うけど?

うちは自営業ですが
細かな説明は正直面倒。

知ってもらうには長くなるし
その必要性を感じない。

だけど私に対する
「仕事をしたことがない」という
イメージは意に反するので
そこは訂正しておきたかった。

神奈川から大阪に嫁いで
早速、阪神淡路大震災を経験。

年末は寒い市場で
昆布屋の仕事を死ぬほど手伝いをし

それ以外は契約社員としてマンション販売をしたり…働くことが当たり前だった。

子供を産んでからは
0歳から保育園に預け
市場で家業の昆布や乾物を販売。

知らない土地で
それなりにやってきたな、私。

今、子供は巣立ち
ようやくスローペースで仕事ができてるのよ?

と、いう思いがあるので
そこはちょっと訂正したかった。

頑なだった私のお口は
意に反して動き始め

話しの合間に
ベテラン販売員のおすすめ化粧品の説明が入り

気がついたら
必要以上の商品をチョイスしていた。

全くもぅ。
新製品ばかり誕生させて…

結局、私の性格をお見通しなんだろね?

気持ちを和ませてからの購入に持ち込むという手法は

犯人にカツ丼与えてから
白状させるやり口と

なんだか同じじゃない⁇


ま、いいわ。
お肌がキレイになってくれるなら

許してあげる。

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