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京都ライター塾第9期!第4回目レポ4/6

前回に引き続き、わたしが受講している京都ライター塾第9期の内容をレポしていきたいと思います!

第4回目となる8/19(土)、テーマは「インタビューのやり方」についてです。

前回課題のフィードバックからスタート!

前回課題として、講師の江角悠子さんにインタビューすると仮定して、媒体や読者層なども想定し、各々の切り口で企画書を作成しました。

そして今回、企画書の内容について一人1分ずつプレゼン、お互いにどう感じたかなどを発表し合う時間がありました。

実際に話を聞いてみると、企画書を見ただけではわからなかった「そういうことだったのか」という新たな気付きがあり、お互いに書き足りていない部分がよくわかりました。
企画書はA4サイズ1枚に収めるというルールがあり、限られた文字数の中で趣旨を伝える難しさを改めて痛感しました。

インタビューのやり方

ここから、実際のインタビューのやり方へと進んでいきます。

かなり盛りだくさんの内容になっているので、個人的にポイントだと思ったところを中心にご紹介していきたいと思います!

取材で集めるべき素材とは?

• 取材対象者に聞いた話
• 5W 1H(どこで、だれが、いつ、なにを、なぜ、どのように)
• 具体的な数字
• 現場で見たこと
• 現場で自分が感じたこと

京都ライター塾第9期

取材をする際は、読者に想像させない具体的な素材集めを意識することがポイントです!

例えば数字に関して、「バラエティに富んだパンが並んでいます!」と書かれても、受け手によって20種類くらいなのか100種類くらいなのか、イメージが変わってしまいます。
それっぽい言葉で片付けずに、具体的な数字で明確に伝わるよう心がけましょう。

また、現場で見たこと感じたことについても、「なぜ」「どこを見て」そう感じたのかを具体的に書くことが大切なのだそう。
外観、照明、壁の色、インテリア、天井の高さ、窓から見える景色、など、実際にどういうところからそう感じたのかを書くと、伝わりやすい記事になります。

取材先へ提出する企画書について

まず、自分はどこの媒体のライターなのか、その媒体のコンセプトや読者層、発行部数などの情報をきちんと伝えましょう。ここがわからないと取材相手も不安に感じてしまいます。

そして一番重要なのが、取材の目的です。なぜ、あなたに聞きたいのか、そのお店を紹介したいのか、その企画への想いを心を込めて伝えましょう。その熱意を伝えることで、普段は断ってるけどそこまで言うなら、、とOKをもらえた、なんてこともあるそうです。

また、事前に撮影許諾のお願いをすることも忘れずに。誰の顔写真?どの料理?キッチンの中も?など、どんな写真を撮りたいかによって、相手も準備が必要です。

アポ入れのポイント

まずは、ホームページなどを確認し、返信期日を明記の上メールをお送りすることが多いそうです。
期日までに返信がなくても、迷惑メールに振り分けられている場合や、単純に忘れられている可能性もあるため、電話で確認しましょう。
この際、先方が忙しそうな時間帯は避けるなどの配慮が必要です。

また、特集記事などで複数のお店を紹介する場合は、なるべく同じ日に取材を詰めるなど効率よく回れる工夫をするのもポイントだそうです。

話の聞き出し方のコツ

ここで、講座で教えていただいた中から、特に印象に残ったものをご紹介します。

・質問を細かく分ける
例えば、デザイナーさんに「こだわっている部分はどこですか?」と聞いても、質問がざっくりし過ぎていて回答に困ってしまうかもしれません。「どこって・・・全部ですけど・・・」って感じですよね。
もう少し具体的に「ここの色味がとても素敵ですが、色選びのこだわりは?」などと質問すると、より詳しい答えが返ってくるでしょう。
また、専門用語などわからないことがあった時は、迷わずその場で聞き返すこともポイントです。

・いいと思ったことは伝える
取材先で感じたことは、言葉に出して伝えるよう心がけると良いそうです。
「このソースすごく美味しいですね」「このインテリアがとても素敵です」など、感想を伝えることで、「実はここがこだわりで・・・」と、とっておきのエピソードを教えてくれることも。
事前に考えてきた質問だけでなく、こういった会話から新しい情報が聞きだせると有意義なインタビューになりそうです。

・相手のファンになること
ファンになると、聞きたいことがどんどん浮かびますし、好意が伝われば相手にも心を開いてもらいやすくないます。
何より、「好き!だから広めたい!」という想いや熱量は必ず文章に出るとのこと。取材対象を好きになることはとても重要なポイントだと感じました。

実践!インタビューをしてみよう!

ここで、受講生同士でペアになり、「どんなライターになりたいか?」というテーマで実際にインタビューをし合うワークがあります。

インタビューするだけでなく、される側も体験できたことで、意外と聞かれる方も緊張することや、相手の反応がいつも以上に気になることなど、新たな発見がありとても有意義な時間になりました。

座学として学んでいた段階ではそんなに難しくないように思えても、教えていただいたコツを全部意識しながらインタビューするのはかなり大変です・・・!

おわりに

今回の講座の中で一番印象的だったのは、取材に行く際はその媒体の看板を背負っているという意識を持つ、というお話でした。

取材にきた担当者が単発で雇われているフリーライターかどうかといったことは、相手には関係のないことです。身だしなみや言葉遣いなど、直接お会いするわたしたちの印象が、良くも悪くもその媒体の印象に直結してしまいます。事前のリサーチなども含め、取材先に失礼のないよう取り組んでいかねばと、改めて気が引き締まりました。

また、今回学んだ傾聴のコツなどは、普段の生活でも意識できるようなものばかりだったので、早速家族や友人との会話の中で実践していけたら良いなと思っています。

次回までに、それぞれが考えた企画に基づいて江角さんにインタビューをする課題が出ているので、少しでも学んだことを活かせるよう、準備していきたいと思います!

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