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ChatGPTを使って小学校外国語科の評価基準とルーブリックを作成してみる。



はじめに


こんにちは、皆さん。今日はChatGPTを使って、外国語のパフォーマンステスト用の評価基準とルーブリックを作成する方法について考察します。



そもそも評価基準とは?ルーブリックとは?なぜ必要なのか?

 評価基準とは、教師が生徒の各種スキルや達成度を公平に評価する際に使用する重要なものです。

特に、体育や外国語、音楽といった科目では、多様なスキルを評価する必要があり、その過程が複雑になる場合もあります。評価基準を作っておくことが評価のしやすさにつながります。

評価の複雑性を減らし、評価をより一貫したものにするためには、評価基準をもとに作られたルーブリック(評価のための詳細なガイドライン表)の活用が非常に効果的です。


ルーブリックを作ってみよう。

学習評価用のルーブリックには以下の内容が必要です。

  • 評価基準

  • 評価レベル

  • 具体的な基準を満たすための説明

そこでこれをもとにChatGPTにルーブリックを作ってもらい評価をより簡単にしようと考えました。ではやってみようと思います。

役割の設定、何をするのかを明確にする。

まずはChatGPTに役割を与えこれから何をするのかを明確にさせます。

あなたは小学校の外国語の教員として、3年生と4年生の外国語活動、そして5年生と6年生の外国語科の授業を担当しています。今回は外国語の学習評価をするために評価基準とそれに伴うルーブリックを作成することになりました。ただし、まずは具体的な指示を待ってから書き始めてください。指示が出るまで、何も書かないでください。

このプロンプトの後次のようにかえってきました。


具体的な指示をお待ちしています。何を評価するのか、どのような観点から評価したいのか、などの指示を頂ければ、それに基づいて評価基準とルーブリックを作成いたします。よろしくお願いいたします。

そこで評価を具体的にするために次のプロンプトを与えました。
【このプロンプトは、昔自分が作った指導案をもとにリライトで作成しています。】

6年生Unit 4 “Let's go to Italy.” における「話すこと(発表)」の中から、「自分が行きたい国の魅力を、パワーポイントを使って発表する」という活動の中で、パフォーマンス評価を行う場合を例に考えてみたいです。

するとこのように出力がかえってきました。

6年生の外国語科「Unit 4: Let's go to Italy」において、パフォーマンス評価を行う場合の評価基準とルーブリックを考慮する際には、以下の要点が考慮されると良いでしょう。
評価基準
内容の整合性と魅力: どれだけ自分が行きたい国について具体的かつ魅力的に話せるか。
言語の正確性: 単語の選び方、文法、発音の正確性。
発表スキル: 体言語、目線、声の調子など。
視覚資料の使用: パワーポイントが効果的に使用されているか。
時間管理: 指定された時間内に発表が完了しているか。


 んーいまいち、でも何とかなりそうだと感じました。続けてプロンプトを改良して入力してみます。

説明を増やしてみよう。(プロンプトの強化)


これは自分のプロンプトだけでは情報が不足していたので光村図書のホームページより黒木健氏の「小学校英語 指導と評価 第2回」をプロンプトの参考にさせていただきました。


するとこのような内容が出力されました。

6年生の「Unit 6: Let's go to Italy」に基づく「話すこと(発表)」の評価基準とルーブリックを以下に示します。

評価基準情報の明確性: 児童が何を伝えたいのかが明確かつ詳細に述べられている。
思考・判断・表現のスキル: 独自の視点や考察を加え、日本の文化との違いを引き出している。
言語の正確性: 単語選び、文法、発音など。
対話への反応: 質問に対して即興で詳細を追加できるか。
発表スキル: 体言語、声のトーン、目線の管理等。

心理学的に考えると、このルーブリックは児童が自己評価しやすく、また自己効力感を高める可能性があります。さらに、「主体的に学習に取り組む態度」を評価することで、児童の内発的動機づけも高まるでしょう。


最後に


 今日はここまでにします。今日分かったことは、どういったことに気を付けてほしいのかを指示すればちゃんと取り入れてくれることですね。ただ大味です。




 これはまだまだ研究が必要だと感じました。また、自分自身もルーブリックについてもう少し研究を重ねる必要があると感じています。今日はここまでにさせていただきます。ありがとうございました。


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