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子供達のお米作り

子供達が小さい頃、市が運営していた色々なイベントにマメに連れて行ってあげていました。
すると、そういう事にマメなママ友ができ、子供同士も仲良くなり、益々、次のイベントに駆り出される事になっていきました。
もちろん、イベントには、忙しい親御さんもいて、子供を預けるとさっさと帰る方達もいました。
私は、二人連れて行って子供達の喜ぶ姿を見たかったので、ずっといる方でした。

息子が4年生、娘か2年生の時、お米作りのイベントがありました。小学高学年限定で、娘は参加できませんでした。
でも、見るのは自由。
市、郊外の施設の田んぼでの教室でした。
月一で、田植えは間に合わず、その後の、草取り、刈り取り、脱穀、試食迄ありました。
草取りは暑い中、一回は雨の中、カッパを着てドロドロになりながら子供達は草取りをしました。


毎回、お昼ご飯付きで、ドロドロの身体はお風呂にも入らせて貰いました。
親は、お昼ご飯の準備を手伝うのが常でした。
残って、子供達を見ていた親が作るのです。
ですから、私は毎回食堂のおばちゃんの如く、
大人数のお昼ご飯を作りました。
見学に連れてきていた娘も手伝い、お風呂から上がって空腹に騒いでいる子供達にお昼ご飯を配り、親も一緒に先生達と食べるのです。
市の施設には、お風呂場はもちろん、大きな家庭科室もあり、隣接した和室で、食事を楽しむ事ができました。

学校の家庭科室のようでした。

確か、参加していた子供達が50人はいたので
70人前は作っていたと思います。
使っているお米は前年度収穫したお米を使っていました。
とても良いシステムでいい勉強になりました。

脱穀も、昔ながらの足踏み脱穀機と唐箕(とうみ)です。

足踏み脱穀機


唐箕 身の入った籾を風で分けます。


子供ってこういうの好きですよね。
バタンバタンと喜んで脱穀していました。
少しだけお米を貰って帰りました。

それで、次の年、娘にも経験させたいと思っていたらその教室がなくなっていたのです。

田植え経験も出来なかった息子もガックリ。
皆んなとお米作りが出来なかったと娘もガックリ。

それで、近所の人から余った苗をもらってきて
家で、バケツの米作りをする事にしました。
バケツ3個に土を入れ、水を充分染み込ませ、
子供達に念願の田植えをさせました。
と言っても、バケツ3つ分なのですぐ終わってしまいましたけど💦
後は、インターネットで検索して水の量を保ち、日当たりを考え(バケツなので移動ができて便利でした)中干しもして、育つのを楽しみました。

台風が来た時はバケツを移動させる事で難を逃れられました。
バケツで、あんまり分割出来ず、沢山は実りませんでしたが、それなりに出来ました。

こんな感じにできます。

刈り取りもして、ベランダで天日干しもしました。
できたのはほんの少しでした。
少ないので手で籾を取り、精米です。
精米は、すりこぎに籾を入れ、ソフトボールで根気よく混ぜました。
子供達もゴリゴリ一生懸命擦りました。
綺麗に精米ができず、玄米が残っていましたが、これまで食べたお米の中で一番美味しかったご飯だと思います。

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