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怖い体験をしました。

これは怖い話なので、苦手な人は読まない様にしてください。

50年も前の、2件目の社宅での出来事です。
この社宅は山の上に建っていました。
近くには寺があり、お正月には「除夜の鐘」も鳴っていました。
社宅の西側に道が通っているのですが、アパートの先でLの字に曲がっており、突き当たりには狭い獣道が伸びていて、途中墓が倒れているのが見えていました。
道の西側は崖になっていて、その下は線路があり、会社の電車が通っていました。


この線路はいわく付きで、私が住む前もL字に曲がった先からバイクが速度を飛ばしたまま吸い寄せられる様に崖を落ちて、たまたま、通りかかった電車に跳ねられたと言う痛ましい事故があったらしく、その後、ガードレールが付くようになったそうです。

私が住んでいた時も、小学校に朝、出かけると見慣れない自転車が、ガードレール脇に立ててありました。
そのまま、学校にみんなと行ったのですが、学校から帰るとパトカーやら、救急車で、大騒ぎでした。
聞くと、ガードレールの向こう側で、どうにか崖から落ちずに、人が引っ掛かり死んでいたのです。
家が近いおじさんでしたが、なぜ、そこに自転車を止めて、ガードレール向こうで、死んでいたかは不明でした。
死因は、心臓発作だったという事でした。

また、ある時は、やはり近くで、車を止めた運転手が、後方確認不足で、脇を自転車で通ろうとしていた近所のおばさんに気づかず、ドアを開け、ぶつかったおばさんは、打ちどころが悪く亡くなりました。

と、縁起の悪い場所だったのですが、社宅は、話によると昔は墓地だったとか、、、、

そして、私の体験です。
高校3年で、受験勉強もピークだった秋頃、夜中に勉強を終えて、布団に入り電気を消すと、直ぐに、頭の方の玄関に人の足音がするのです。
同居の親ではありません。親は隣の部屋でイビキをかいて寝ていました。
その足音は、ゆっくり、ふすまが閉まっているのに玄関の板張りの音からスッと畳の音に変わり、私の横に座る様な音がするのです。
怖くて怖くて、部屋の電気から紐を垂らしていたので、目を閉じたまま、紐を探って電気をつけてそーーーっと目を開けると、、、

誰もいません。

怖くて、電気をつけたまま休みました。
それから、毎日の様に、足音が聞こえるのです。
夜中に寝るのが怖くなっていました。
友達に言うと、怖がられるばかりで、解決策は出てきませんでした。が、一人霊感の強い友達から、
「どちらの方向に、枕を向けて寝ているの❓」と、聞かれ、
「北枕じゃ無いよ!ウーン、西枕」
と、答えるとその友達は、「枕を替えると良いよ」と言いました。

思えば、たまたま、音が現れた頃から「西枕」で寝ていたのです。
ビックリでした。
それでその日から「東枕」に変えました。
すると、聞こえなくなったのです。
不思議でした。

それから私は「西枕」で、寝る事は無くなりました。
今だに、どこに行っても「西枕」だけは気にしています。
我が家が「霊」の通り道だったのか解りませんが、疲れていたのでしょう。たまたま霊感が働いた私です。

信じるか信じないかはあなた次第です。

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