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小学校の遠足のおやつ

娘とおやつで、森永の「エンゼルパイ」を食べながら、思い出していました。

娘達の時は、学校が遠足の時、おやつを用意していました。
周りの子と違う“おやつ格差”をなくす為だと言っていました。
ですから、私の子供の頃のように、遠足の前の日、お店に行ってあれやこれやと選ぶ楽しみが無くて、また、学校が決めた金額以内のおやつを計算しながら買うという、お使いに似た楽しみはありませんでした💦
自分の好きなお菓子を遠足に持っていけないなんて、寂しい限りでした。
だからか、遠足の日は学校で貰ったおやつの残りを私にくれるのです。
自分達の好きで無いお菓子を残しているからです。
好きなお菓子があまりなかったようで、誰が用意しているのか、「雀の卵」が必ず入っていたようです。

今もおやつに入っているのかしら?


私の子供の頃の話を娘にすると、
「いいなぁ」とは言いますが、
実際、“おやつ格差”はありました。

私の子供の頃のおやつは¥100迄❗️となっていた覚えがあり、どの子も¥100玉を握り締めて駄菓子屋へ走っていました。
ですから、何処の駄菓子屋さんでも遠足の前の日は子供達でごった返すのでした。
その頃は、貧乏な家庭はよくあり、遠足にはおやつを持ってこれない子もありました。
そんな子は¥10だけでもとお菓子を買うのです。

値段の安いものを沢山買う子が多くて、紙袋に沢山のお菓子を持ってくる子もいましたし、遠足に待ちきれなくて前の日に食べてしまった子もいました。
そういう子は、「バナナ」といった果物を持ってくる子達がいました。
「果物はおやつにならんもんねー」と言いながらです。
私の子供の頃はもう、「バナナ」は高級品ではありませんでしたが、お金のない子からすれば、ちょっと高級品❗️
「みかん」を持ってきている子もいました。

仲良しグループでは、お菓子を分け合うのですが、食べたことの無いお菓子をこの時ばかりと試食するのでした。
ただ、分け合えるお菓子のみです。
「ビスコ」「ラムネ」「オレンジガム」「ココアシガレット」「ベビースターラーメン」「マーブルチョコレート」などなど、持ってこれない子も一緒に試食タイムで、楽しみました。

ビスコ
オレンジガム
ベビースターラーメン

私のグループではそうやって、買ってくる時から分け合うのを考えていたのですが、そうでは無い強者がいて、一箱¥100の『エンゼルパイ』を持ってくる子がいました。

2個入っていて
¥100


当時、高嶺の花のお菓子です。
羨ましい気持ちはあるのですが、最初から友達と分け合う気持ちはないことに少しがっかりしたけど、¥100制限のおやつにこれだけとは、すごい勇気があるなーと思っていました。

「エンゼルパイ」といえば、常日頃中々買ってもらえないお菓子で、
「将来は、『エンゼルパイ』を心置きなく食べたいなぁ」と考えていました。
そうして、今日は、『エンゼルパイ』を心置きなく食しています♡

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