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幼稚園児の息子

ウチの息子は変わり者で、幼稚園の時は変わり者ピークだった気がします。

まず、三歳の時幼稚園を決めるのに一番近くの園に行って見学させてもらおうとしたら、ガンとして、車から降りず、園の職員さんが優しく園に導いてくれているにも関わらず、「ここは嫌」で職員さんにも申し訳なくパンフレットだけもらって帰った事があります。

息子が決めた幼稚園は凄く園が広くて、小山があり、森があり、山を削った崖がありで、男の子の冒険心をくすぐる園でした。
ただ、人気があり、くじ引きで入園が決まるというので、朝からのくじ引きに夜明け前から並びに行きました。
幸い、くじに当たり、子供が幼稚園浪人にならずに済んで一安心でした。

園にはマリア様

カトリックの幼稚園でしたが、自由奔放で広い園で走り回れる園でしたが、息子は、運動が苦手で、園の中ではもっぱら虫取りに励んでいました。
この園では、年少は「ダンゴムシ」年中は「バッタ」年長は「カマキリ」と学年で虫取りの流行がありました。
小さい頃から虫に親しんでいたので、年少から
あらゆる虫を捕まえては周りの子から尊敬されていました。

何故が一番人気のカマキリ。
飼うと餌が大変💦

ここの園は、図書室が充実していて、週末には本を借りて帰ることができました。
だからと言って、毎回「図鑑」を借りて帰る子は息子が初めてだとかで、重たい「図鑑」を両手で抱えて帰り、週末は解説付きで家族に説明してくれました。

特に恐竜が大好き💕


普通は、幼稚園児は絵本ですよね。
卒園の時、園の図書室の本は全て読んだと言っていたのですが、
担任の先生からも、
「お始まりの時間ですから、教室に戻ってください。」とたびたび言われていたそうですが、「今、この本を読んでいるので、戻れません。」と拒否されたと聞きました。

字は、二歳の頃から読む事が出来ていましたが(無類の本好き)書くことは出来ていませんでした。
年長の夏休みに、カレンダーの裏に線を引いて、あいうえおと字を書いて覚えていました。
夏休み明けにそのカレンダーの紙を園に持って行って担任の先生に「夏休みの宿題」と言って提出していました。
先生からは、「幼稚園に「夏休みの宿題」なんてないですよ。」と言われました。

この園は、小山もあって、崖もあり、年に一度は着替えを持って、泥んこ遊びの日がありました。
その泥が「泥団子」を作るのにとても良いらしく、男の子達は、「泥団子」作りにハマっていました。
年長の冬、突然、友だち4.5人で『光る泥団子』作りに没頭し始めました。
毎日コツコツ泥を固めていき、根気強く大きくしていき、固まって、乾燥させ、布で磨いて艶を出していくのです。途中で1人、2人と脱落していき、最後に3人見事に『光る泥団子』を作りました。
それを先生に提出して、「卒業制作」と言って見せたそうです。
先生からは、「幼稚園に「卒業制作」なんてないですよ。」と言われました。

こんな感じの「泥団子」
確か何処かに大切にしまっていると
思うんですが、どうなっているんだろ

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