死後の生命・生活から考える安楽死と鎮静

がん患者にとっては 

終末期の痛みがどうケアできるかは気になるものです。

緩和ケアにおける鎮静というものを知ったときには  ほっと安心しました。

しかし、緩和ケア病棟を併設していないところの方が 数が多いでしょうし 十分に 痛みを取る治療が受ける事ができるのかという 懸念はあります。

そういうこともあって、緩和ケアの現状をよく知りたくて 動画でも 緩和ケア医のお話を よく聴いているのですが

緩和ケアについて 深いお話をお聞きしました。

とても 長い動画でしたが、
1時間37分辺りのお話が 特に印象に残ったのです。

「終末期鎮静のあとに
この患者さんは
死んだことに気がついているのかなと
考えることがありますよ

孤独死された方で
 死後何日か経って
見つかった方も
この方 
死んだことがわかっていらっしゃるかな
と思うことがありますよ」


と 話されているんですね。

この世だけで 人生は終わると信じている人にとっては、肉体の生命が死を迎えたあとに 
意識や人格が残り 痛みも感じるということは
理解しがたいものかもしれません。

しかし、霊的な世界の真実を学んでいくと
生命は永遠であり、個性ある人格も (一定の期間かもしれませんが)そのまま続くということが わかります。

死後 天国に還る事ができたならば
病は 持って還る事はありません。

ただ 肉体が 「私」自身だと思っていると
自分が死んだことが理解できずに
病院の中で ずっと点滴に繋がれて
治療を続けているという 意識のままで
いることがあるようです。

今の 教育のなかで

 あの世がある

と教えているところは どれだけあるでしょうか。この世的に 頭が良いとされる人ほど
霊的世界を信じる事が 難しくなっているのではないでしょうか。

医学が、唯物論科学の範疇から、縛りから、
抜け出せない限り
安楽死も 本当の意味での

「安楽」

なものにならないのではないか
と思うのです。




宗教的な真理が
医療の中にも浸透して

天国に還れるような心境を
この地上の肉体生命があるうちに
つくっておくことが 大切であること。

あの世があるということ
肉体は 仮のものであるということ。

神仏を信じて
病を あの世まで
持って帰らないようにと
諭して 

この世からあの世への移行を
穏やかなものにしてくれる
緩和ケアがあれば

死後の 迷いも少くなり
魂も救われる人が
増えるのではないのかと思うのですね。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?