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自分styleの歩き方-work as life LIFE SHIFTを読んでみた

長寿化する社会にあって

 人生が100年続く時代にあって本書はどのように働いて、学び、生きていくべきかを探るの羅針盤となり得ます。今後テクノロジーの発展により健康に過ごせる時間が長くなります。また現在、存在しない新しい仕事が増加します。そこで、従来の人生モデル(教育~仕事~老後)がもはや、機能しなくなります。更にキャリアチェンジや学び直しなどが加わりキャリアの中断や転職、起業が一般的になりつつあります。社会に参加する時間が長くなるので改めて豊かさの定義が必要となります。

マルチステージへ

従来の学ぶ、働く、老後の3ステージから脱却しマルチステージの人生を歩むことを提唱しています。新たな3つの選択肢があげられます。

エキスプローラ
自分を日常と生活から切り離し世界を旅してまわり、改めて自分自身を見直すステージです。

インディペンド.プロデューサー
雇用されるのではなく、自分でゼロからビジネスを生み出していくステージです。ビジネスが成功すれば、そのビジネスを売却して利益を得られます。
ビジネスの活動自体に目的がありそうです。

ポートフォリオワーカー
複数の異なる種類の活動を同時に行うステージです。状況に応じてケース.バイ.ケースで切り替えるスキルが求められます。

これからのステージを変えながら自分らしく、自分にしかできない人生を選べるようになりました。

見えない資産

本書では、マルチステージでそれぞれの自分の選んだステージから別のステージへ移行する場合に移行期間が必要です。その際、エネルギーの再補充にとどまらず、見えない資産を構築することを大切だと指摘しています。

生産性資産
仕事やキャリアについてのスキルや知識を指します。

活力資産
健康や幸福感のことを意味します。

変身資産
新しい挑戦や変化に適応する能力のことです。

これらの能力をなりたい自分に向けてバランスをて整えることでより自身の理想に近づきます。

時間とお金の使い方

本書では、3ステージからマルチステージへの脱却するには、見えない資産の構築が重要ですが、更にその根底に時間とお金の使い方、その管理が自分の理想への近道だとしています。

お金の使い方
金融リテラシーを向上させることで、自分がお金を稼ぐ力やお金を管理する力に自信や満足感を高めていくことができます。
資産運用や生活費削減など自律的にできるようになれば自由に使える時間が増えます。
これらができるようなればお金に余裕ができお金で時間を買えるようになります。

時間のある使い方
自由に使える時間を増やせば、副業や学び直し(自己投資)に時間を費やしスキルを高めていけますか
社会に制約される時間を減らし、環境に振り回されることなく、自分がどうありたいのかを基準に、何歳になればどうなっていたいのか、ゴールを明確にすればそこから逆算して課題が明確になり結果として無駄な試行錯誤が減りその分、効率的で有意義な時間を過ごせます。

新しい生き方へ

パートナーや家族の最適化を考えながら、自分が大切にしたい価値観や自分自身の強みなどについて深く理解していけば、悔いのない人生、つまり何が起きても自分にとってより良い選択することができそうです。さあ、一歩を踏み出しては、いかがでしょうか。


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