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ゆうきの医学部学士編入受験記 ~福井大学医学部学士編入二次試験~

※以前の記事を誤って削除してしまったため再掲いたします。
以前ご購入いただいた方は誤って購入しないようご注意願います。(2023年3月18日投稿分)

こんにちはゆうきです。(筆者の経歴についてはこちらをご覧ください。)
令和4年度の福井大学の編入試験について記したいと思います。福井大学の最終試験にはプレゼンテーションがあり、筆者がどのようなスライドを作成したか紹介したいと思います(個人特定につながる部分は伏せさせていただきます)。スライドおよび口頭発表の要旨は志望動機を書く際にも役立つと思います。特に医療系学部ではない理系卒の方にとって、志望動機を書く際に使いやすい言い回しなどがあると思います。
この記事有料部では、以下の情報を提供します。

〇面接の様子
〇発表スライドとその構成・口頭発表の要旨(志望動機について)
〇最終選考対策


1. 福井大学について

福井大学医学部は第一次選考と最終選考の2つに分けられ、最終的に5人が合格します。一次選考は【自然科学総合(生命科学)2時間】の試験であり、募集要項には「自然科学総合問題は,医学修得に必要な知識を評価するために,理系大学教養教育修了程度の生命科学を含む自然科学(英語力を問う問題を含む。)から出題します。」とあります。そのため、生命科学だけでなく物理化学、統計など幅広い分野から出題されています。
一次選考の合否は、募集要項には「学力試験と出願書類により判定し,募集人員の約3倍の合格者を選考します。」とありますが、実際は20人が一次試験に合格しています。
また、令和5年度募集要項には、令和4年度募集要項には無い下記の表が追加されていました。最終試験では、[知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性を持って多様な人々と協力して学ぶ態度]を評価されるようです。
最終選考は5分の後頭発表と、9分の質疑応答を行います。あらかじめ、作成した資料を大学に送付する必要があるため、合格発表後、早くから準備する必要があります。

2.一次選考

当日の様子

福井大学では受験者に駐車場が開放されており、車で行くことが可能です。バスは大変混み合うため、車で行くのも一つの手段です。試験の部屋はいくつかに分かれており、志願者はは230人でした(実際に受験したのは207人でした。)

一次選考について

筆者の受験した令和4年度の問題です。

一次選考所感と対策

例年、大問一は統計であったため、過去問と統計の問題集をやりました。しかし、実際の1問目は微分方程式などが出題されました。浜松医科大学の試験対策で微分方程式について勉強していたため、部分点がとれたのが一次合格につながったと思います。
幅広い分野からの出題があるため、福井大学にこだわって対策するよりも、物理化学を試験科目に課す大学の勉強を行い、併願するのが良いと思います。
英語2題とも論文からの出題であり、普段から論文に触れておく必要があると思います。問題自体の難易度は高くない印象でした。
試験時間は短すぎず、長すぎずという感じでした。

3. 最終選考

最終選考概要

最終選考では5分間の口頭発表と、9分間の質疑応答を行います。口頭発表では「志願理由及び経験を踏まえ、どのような医師になりたいか」を中心にわかりやすく述べる必要があります。あらかじめ、作成した口頭発表資料をプロジェクターで投影し、その資料を示しながら説明します。レーザーポインター、指示棒は大学側が準備してくださっています。

事前面接資料提出

事前に提出する資料として、①口頭発表の要旨と②口頭発表資料を速達・簡易書留郵便で送る必要があります。一旦提出した資料の差替え、修正は認められていないため、十分に確認して提出する必要があります。
①口頭発表の要旨は、別紙「口頭発表の要旨」使用し、1000字程度でワープロソフト、または手書きで提出する必要があります。(*印刷したもの貼り付け可)
②口頭発表資料は、自前で用意したUSBもしくはCDにデータを保存し、それを提出します。データは2007以降PowerPointで作成することが指定されており、OSはWindowsのみとされていました。また、スライドにアニメーションを用いないこと、文字サイズは20ポイント以上、発表に使用するスライドのみを送付するなどの条件があります。試験終了後、USBは返却されました。

当日の様子

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