神保ケンイチ(サスティナブルなまちづくりプランナー)

三重県伊賀市に移住して14年目。自然と歴史が程よく融合したこの地での生活を満喫しながら…

神保ケンイチ(サスティナブルなまちづくりプランナー)

三重県伊賀市に移住して14年目。自然と歴史が程よく融合したこの地での生活を満喫しながら、空き家課題解決と古民家再生を通して、地方創生を模索中です!

最近の記事

古民家の耐震性を見直す

    • 制震ダンパー

      伝統構法で建てられた古民家の耐震補強は、 在来工法と同じようにして、ガチガチに固めてはいけない。 もともと免震的な構造だからだ。 伝統構法の特徴である「めりこみと復元力」を生かした 制震ダンパーを入れるのが良い。 これはクルマに使うショックアブソーバーを応用したものだ。

      • 全国古民家再生協会の全国大会が宮崎県にて開催された。 全国各地で活動されている同志の方々が集まり、 ひざとひざをつき合わせてとことん語り合えた。 明日からの活動に自信を持ってとり組める。 日本の住文化、古民家の再生を通して 循環型建築社会を作り出し まちづくりをする

        • ブログがつづかないと嘆いていたら、この方が教えてくれた。「内容なんてきにしなくていいんだよ。書くと決めたら書かなくっちゃ、自分とのたたかいなんだから。」人はサボるのが得意などうぶつ。何かをつづけることで新しい世界がみえてくるらしい。それを見にいこう。

          村の一人暮らしのおばあちゃんに手紙を書くとしたら

          Oさんへ いつもごひいきにしていただき、ありがとうございます。 これから勝手なことを書きますが、読んでやってください。 この手紙の目的をいいます。 「息子さんに、この築120年の家をぜひ残してもらうように頼んでほしい」ということです。こんなオンボロどうして残さなきゃいけないの、お金がいくらあっても足りないよ、と思われるかもしれない。でも、古民家のあるいなかは日本らしさを象徴する重要な風景なので、壊されてなくなってしまうのが耐えられない。 古民家が解体されるたびに、日本の魅

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          インバウンド向けプライベートガイドツアーでめぐるリトリートな農村旅

          伊賀(三重県)にもっと外国人旅行客に来てもらって、 満足してもらうためのアイデアを考えてみる。 リトリートの場所としてすごしてもらう 一例として、2025年の大阪万博に訪れる訪日外国人の行動を予測してみた。 大阪万博と京都・奈良はお隣どうしなので、旅行前半の行動パターンとしてはこれが多いだろう。人の多い都市部を分刻みで歩き回っただろうから、体力を消耗していると思う。欧米人の平均旅行期間は11日なので、後半戦を乗り切るには中休みが必要だ。 そこで田んぼと山がメインの伊賀

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          古民家を下見するときに、チェックすべきポイントとは

          よくいただくお問い合わせに 『古民家の購入を検討しているのですが、購入すべきかプロの目で見てほしい』というものがある。 確かに不動産の価格は高額だし、たとえ相場より安かったとしても、住んでみたら直すところだらけでリフォーム代が高くつき、返って高い買い物だったという話をよく聞く。 そういった失敗を、誰しもしたくないからだ。 私たちプロが見るポイントはたった3つだ。 1)雨漏りをしていないか 2)床下の木材が腐っていないか 3)柱が傾いていないか それでは少し詳しくみてい

          古民家を下見するときに、チェックすべきポイントとは