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アマプラで話題‼北村匠主演の「明け方の若者たち」の感想

あらすじ

この映画のテーマは、恋愛、仕事を通し、学生時代の理想と社会人になって気づいた現実のギャップへどう向き合うかということである。北村匠が演じる主人公が、大学生時代に飲み会で出会った先輩にひかれていくところから始まる。序盤は、学生ならではの二人の雰囲気を描き、中盤は、社会人になってからの二人の関係を描き、終盤は、挫折を味わった後の主人公の描写が描かれる.

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感想(ネタバレあり)

 映画を見た率直な感想としては、後味がなんともいえない映画です。ですが、どことなく見入ってしまう要素が詰まった映画です。
 序盤の主人公とヒロインの距離が近づいていく描写には、誰もが心時めきながら見ていたと思います。特に、ベッドシーンでお互いの歯がキス際にあたり、お互い笑い合う場面は私の心に鮮明に残っています。
 中盤では、社会人になってからの描写が描かれ、主人公、ヒロインは第一希望の大手企業に就職できました。ですが、主人公は、自分の希望部署企画部に配属されず、学生時代の理想と現実の間のギャップに苦しんでいました。そのギャップを耐えられたのは、唯一の生きがいであったヒロインとの時間があったからなのでした。休日、彼女と旅行にいくことになりました。そこでは、熱い激しい夜の描写を中心に描かれていました。まるで、この二人のこれまでの関係の集大成かのように書かれていました。特にこのシーンは、この映画のクライマックスと言える描写であったと思います。
 しかし、終盤、この休みの日の旅行を機に彼女は、主人公の前から姿を消します。実は、彼女は婚約者であったのです。そのことを互いに知りながら、付き合っていました。その背景には、彼女の旦那はアメリカに3年出張に行って、その3年は自由に動いてやろうという彼女の思いがありました。旦那と横顔が似ていたとの理由から主人公と交際を始めるのでした。なんとも言えない真実が描かれています。
 そこから、主人公は会社を休み、自暴自棄に入ってしまいます。そんなところを助けたのが親友兼同僚の存在でした。彼のおかげで、仕事に無事復帰をし、今の現状を受け入れ、自分の理想に向かい動きだしていくのでした。仲間、現実を受け入れ、そこから動きだすことの大切さに気付かされる場面でした。
 ラストシーンは、親友とともに学生時代によく通った繁華街を明け方に歩き、学生時代の思い出を語りながら、かつて彼女とお酒を飲んだ公園で一人空を見上げて終わるんでした。「彼女と決別し、再び前を向き歩こうとする気持ち」と「それでも昔の彼女と仲間たちと夢を語っていた時代が名残惜しい気持ち」があり、それと向き合いながら生きていくといことが表現されたラストシーンであったと思います。

あとがき

現実は悪くないぞということを表現している映画ともとらえられました。また、彼女についても同様に、分かれたあとは自分の不甲斐なさに目をむくが、その経験は決して無駄では無いと思わせてくれるようにも捕えられました。冷静に分析すると、トータルして、とても面白しい作品でした。皆さんも、ぜひ見てみて下さい。

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映画が好きだけど、どの作品を読めば、いいのかわからない。この作品の解釈の仕方が表現できない。などのお悩みをもつ方にぜひ、見てもらいたいです。

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