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【コラム】他人事じゃない? 小1の壁問題【気になるニュース】

こんにちは葵です。
先日NHKで少し気になる記事が出ていたので紹介したいと思います。
記事はこちら。



小1の壁は思ってたより高いし、たくさんある

私自身小学校低学年の子どもがいますが、正直「小1の壁」を乗り切れず仕事を辞めていく知り合いは結構います。
小学校入学してみてはじめて保育園やこども園の預かりがいかに手厚かったかを実感するんだとか。
しかも小1の壁っていっていますが、実際、
壁は1つじゃないんです。
一方子どもも子どもで、年長→小学1年生 の
ギャップに苦しんでいる子も結構たくさんいる
印象です。
幼稚園や保育園などは基本的に園のルールに
従いつつ、お着換え、トイレ、ごはんを1人でできるようになることがおおよその目標であり、年長あたりからきちんと座って先生のお話がきけるようになるという少し上の目標があるものの、
主な活動は室内室外問わず、お友達との遊びが
メインだったと思うのです(小学校受験校や体育優良校など特色ある幼保園などはまた別かもしれませんね)。
ところが、小学校に入ると、外遊びは給食と後片付け後の30~40分のみ。運動も体育の授業が
週3~4回くらい。あとはひたすら座学です。

我が子は比較的お絵描きや読書が大好きなインドアだからまだそれなりに楽しんでそうなのですが(それはそれで運動不足の心配があります…)、
運動会やかけっこで輝くタイプの運動大好きな子はこの日常、かなりしんどいと思います。
あと、宿題!
これ子どもも大変ですが親も大変です。毎日の音読やプリントの丸付けも親がやりますし、漢字の書き取り練習もメインは家です。
特に1年生はひらがな・カタカナ・漢字を順番に覚える必要があります。
いくら簡単な数字やひらがなの読み書きは年長くらいからボチボチ始めている人が多いとはいえ、仕事をしたり家事の合間に毎日みるのは結構大変です。

おまけに台風や大雨でお迎えの催促がきたり、熱中症の予報があるときは親がお迎えにいくこともあったりします。
子どもの安全を一番に考えたいのですが、勤務中に台風や大雨のことを連絡こられてもすぐ迎えにいけないし……。熱中症も怖いし…。
安全にかえってこれたとして毎日の宿題も多いし……。でも仕事もしないといけないし……。家事もやらないと溜まっていく一方だし……。
我が家は今のところ私がパートなのでなんとか回っていますが、本当に「なんとか回っている」って感じです。
そんなお宅、きっとたくさんいると思います。


こどもに「いってらっしゃい」と「おかえり」がいえる大切さ

「出勤時間が子どもの登校より早いからカギ渡して先に家出てるんだけどさ、子どもほとんど学校に行ってなかったの」

ママ友さんのそのまたママ友さんの……みたいな又聞き含め、こんな会話を小学校あがってから毎年のようにあちこちで聞いています。
ちなみにこの会話をした人の大半は転職したり退職したりして子どもに「いってらっしゃい」をいえるようになったらお子さんがきちんと学校に行くようになったんだそうです。

今回のNHKの記事にもありますが、だからこそ校門を7時に開ける学校がでてきたり「朝の30分部分休暇」を申請して子供の朝の支度を済ませてから職場にくるといった話が話題に上がるんでしょう。
思っている以上に「いってらっしゃい」と「おかえり」がいえる環境は子どもにとって大切なようです。


子ども目線の対策も考えてあげてほしい

先ほどの、学校が「校門を7時に開ける」取り組みは働く親としてはとても嬉しいし、助かりますが、子ども目線ではどうでしょう。
朝7時から学校にいるのって疲れる子もいるんじゃないでしょうか。
「じゃあどうしたらいいんだ」って誰も結論を出せていないから困っているるわけですが、少なくとも働く時間やペースにもう少し各家庭にあった働き方って実現できないんでしょうか。
多様性がこれだけ叫ばれている昨今、働き方の多様性は実現できないんでしょうか。
AIの活用次第で、もう少し効率よく働けたりしないんでしょうか。
先ほどの30分の部分休暇もそうですが、例えば週5日8時間のフルタイムもあれば、週4日、5時間のフルタイムとかもできそうじゃないですか?
(もちろんその分給料も減るとは思います)。
人手不足ですし、なるべく長く会社で働いてもらうためにも会社のルールにすべて従える人だけを採用するのではなくて、優秀な人材に長年働くことを選んでもらえるような、会社としての工夫も必要な時期にきているんじゃないでしょうか。


今はきっと過渡期なのでしょうね。
働く大人も学校に通う子どもたちもみんなが無理なく暮らせる社会の仕組みが1日でも早く整うことを願っています。

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