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プーさんの中田翔のドキュメンタリーを見ての感想



映像元 HTBノンフィクション 中田翔知られざる素顔〜苦悩と成長の8年間

中田翔選手

ポジション 内野手
投打 右投右打
身長/体重 184cm/107kg
生年月日 1989年4月22日
経歴 大阪桐蔭高
ドラフト 2007年高校生ドラフト1巡目
             NPB.jp日本野球機構から

このドキュメンタリーでは中田翔の2007年のプロ入りから2015年までどんな葛藤があったのか、どんな人物なのか、どんな挫折を味わったのかが詳しく放送された。
まずなぜ私が中田翔選手をピックアップしたかだ。もともと私自身高校野球の大ファンで毎年TVで見ている。初めて見た試合が1995年夏の甲子園決勝星稜ー帝京だ。それからその当時ビデオテープに毎年何試合も録画して学校から帰ってくるとそのたくさんの様々な試合を何度も見返した。そして2007年春に人生2度目の現地甲子園球場に行って観戦したのがあの中田翔率いる大阪桐蔭ー佐野日大の試合だった。大阪入りしてから友達から中田のホームラン見れれば良いねと言われた記憶がまだ鮮明に覚えているのだが、まさにその観戦した試合で中田選手が2打席連続でレフトスタンドにホームランを放ったのだ。一打席目のホームランでも鳥肌ものだったが、ましてやプロ野球観戦でも滅多にない2打席連続で打ったのが、そう、中田翔なのだ。その時の興奮は今でも鮮明に覚えているが物凄い打球だったのを覚えている。あの記憶があったのでその後プロ入りする事になった中田翔選手を追い続ける事にしたのだ。ここまではなぜ私が中田翔選手をピックアップしたかを簡単に説明させていただいた。
ここからが本題だ。
このドキュメンタリーでは中田翔選手の生い立ち、プロ入り後の葛藤、覚悟、決心などを興味深い取材で番組が構成されていた。2007年プロ入り後、1年目の6月に早速左手首骨折という悔しさを味わう事になった。プロ入りしたら活躍を夢見るもの。なのにしょっぱなから挫折を味わう事になってしまう。その時の気持ちはどんなものだったのだろう。やはり焦ってしまっただろう。悔しさもあったはず。負けず嫌いな性格だからなおさらだ。
時は経ち2010年の3年目に開花が訪れる。札幌ドームでロッテの投手大嶺投手からインコースのストレートを肘を上手く畳んでレフトスタンドにホームラン。これがプロ入り初ホームランとなる。この頃から当時日本ハムの大エースダルビッシュ選手からも認めてもらえる選手となりつつあったのだ。高卒3年目に初ホームラン。まずまずのスタート、いや申し分ないだろうか。中田選手もさぞかし初ホームランを放ってホッとしただろう。高校時代は当時歴代最多の87本のホームランを放ったバッター。ビックマウスと言われ、1年目から中田フィーバーを巻き起こしていた。その選手がようやくプロ入り初ホームラン。これで中田の本当のプロ野球人生が始まったのだ。
年が経つにつれて先輩達を慕っていた若手選手から今度は後輩達を引っ張る中心選手になっていく。ここで幼少期から高校時代の中田選手を少し紹介してみよう。
中田選手は小学校2年生から野球を始める。負けず嫌いでその当時から何よりも野球が大好きだった。特に野球道具に執着していたらしい。つまり大事に道具を使用していた。そして努力家で研究熱心な面もあったらしい。
そうして高校は甲子園の常連校でもある名門大阪桐蔭に入学。高校入学時は投手でプロ入りを目指していたと聞いてびっくりした。あの豪快なバッティング、美しい放物線、インコースの捌き方、そんな怪物打者が初めはピッチャーでやっていこうと思ってたのだ。諦めた理由は肘の故障などらしいが確か最速150キロを超えていた。スライダーもキレッキレで故障が無ければ大谷より先に二刀流というフレーズが世間を席巻していたかも。
そして2015年。この年は覚悟の年となる。キャンプ前のオフに13キロもの減量をし、肉体改造をしたのだ。それだけの覚悟が伝わってくる。当時チームメートの中島卓選手も中田は変わった、野球に対する姿勢が変わったと言っていた。自覚も生まれていた。ヒーローインタビューでファイターズの4番は僕なんでと言っていたこともあった。彼にはチームを引っ張るようなリーダー意識はとても強かったのだろう。そしてこの選手の存在も大きかっただろう。稲葉選手だ。2人は師弟関係、中田選手は稲葉選手のことをお父さんみたいな大きな存在と言い、とても慕っていた。アドバイスをとことんしてくれる大先輩がいるといないとでは大きな差があっただろう。人は頼りになる先輩や上司がいると個の力は際限なく伸びることがある。逆に嫌な先輩や上司だと萎縮してしまって自分のポテンシャルが発揮出来ないと自分は思う。
今回は中田選手のドキュメンタリーの感想を書いてみた。2015年までのピックアップだったが、中田選手の直向きな努力、チームを引っ張るリーダーシップの強さ、信頼できる大先輩の存在など皆さまにも少しは中田選手はどういう選手なのか伝えられただろうか。
次回もこんな感じの投稿してみたいと思ってます。