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プーさんの高校野球観戦

2023年3月28日 選抜高校野球3回戦 報徳学園ー東邦
 

先発


報徳ー今朝丸 2年
 

先発


東邦ー宮國 3年
 

1回表


中村ー緩いカーブから入ってきた。100キロのカーブ。キャッチャーフライ。1アウト。
大島ー初球打ち、ファーストフライ。2アウト。
眞邉ーライトの好プレーでライトライナー。3アウト。これも初球打ち。

1回裏


岩本ー初球打ちでショートゴロ。1アウト。
山増-ショートフライ2アウト。
堀ー主将の強打のキャッチャー。変化球にも付いていっていて、球が非常に見えている。フォアボール。
石野ー報徳の4番だけあって痛烈な打球がレフトへ飛んだが深めのレフトが難なく捕球。3アウト。

1回の攻防


どちらも初球からどんどん仕掛けていっていた。両校ともいい当たりを放つが正面の打球、好プレーであえなくアウト。今朝丸も宮國も上々の立ち上がり。コントロールも目立って球が荒れている印象もなく落ち着いていた。

2回表


石川ー東邦屈指の好打者の一人。1メートル82センチの大きな体。センタ―へ痛烈な打球だったがセンターライナー。1アウト
岡本ーレフトフライ。2アウト
上田ーショートゴロ3アウト。3者凡退。

2回裏


辻田ーカーブに泳がされてファーストゴロ。1アウト。
西村ー報徳の左の天才打者。レフト前ヒット。両チーム通じて初のヒット。
竹内ーストレートを右方向へライト前ヒット。
林ー1アウト2,1塁。両チーム初のチャンスの場面。レフト前ヒット。3連打。しかし東邦の見事な連携プレーで本塁タッチアウト。2アウト
今朝丸ー4連打となるレフト前ヒット。2アウト満塁。ピッチャーの今朝丸は打者顔負けのヒットを放つ。
岩本ー5連打となるライト前ヒット。先制したが二人目の生還は許さなかった。ライト岡本の強肩で防いだのだ。結局報徳は5連打を放つが1点止まり。一方の東邦はよく1点で防いだ印象だ。

2回の攻防


東邦は3人で報徳の今朝丸の緩い変化球に手こずっている印象だ。報徳の攻撃陣はとても活発だ。5連打を集め、東邦の注目投手宮國を攻略しつつある。しかし5連打で1点しか取れなかったのは少し痛いところだ。2回を終わって1-0。報徳リードでこの先どのような展開を両チームが見せるのか。3回の表に続く。

3回表


南出ーショートゴロ、1アウト
藤江ー速いボールに差し込まれレフトフライ。
宮國ーストレートで空振り三振。三者凡退。

3回裏


山増ーライト前ヒット。報徳打線は宮國を攻略しつつある。
堀ーアウトコース中心の配球。変化球で三振。盗塁成功。1アウト2塁
石野ー報徳の4番。変化球もよく見えている。変化球を上手くレフト前ヒット。1アウト1,3塁
辻田ーセンタ―へ犠牲フライ。2-0。2アウト1塁。
西村ーここで球数が50球となる。ショートゴロ。

3回の攻防


今朝丸は依然として、緩い変化球を有効に使い凡打の山を築いていく。スライダー、カーブ、140キロ手前のストレートで緩急をつけながら強力東邦打線を手玉に取っていく。一方東邦宮國は報徳打線につかまっている印象。長打はないもののヒットを多く打たれていて、的を絞られている印象だ。だが要所要所で低めやコースにズバット決まるナイスボールを投げ込み今のところ2失点と粘りのピッチングを見せている。

4回表


中村ーいい当たりだがセンターフライ。
大島ーサード強襲の内野安打。東邦初ヒット。
眞邉ーレフトの好守備でレフトライナー。2アウト。
石川ー好打者の石川に期待がかかる。期待どうりのレフト前ヒット。2アウト2,1塁
岡本ー繋げるか、東邦。抑えられるか今朝丸。アルプスも盛り上がってきた。この場面はボール先行。好調の岡本がセンターへヒット。タイムリーとなり1点返す。2-1
上田ーショートゴロ3アウト。

4回裏


竹内ーショートゴロ1アウト。
林ー鋭いスイングでストレートをとらえて8番打者がホームラン。3-1
今朝丸ー見逃し三振。2アウト
岩本ーセーフティバントが決まり内野安打。
山増ーレフト前ヒット、2アウト2,3塁。コンパクトなスイングを見せて芸術的なヒットだった。
堀ー主将。強打の打者。宮國はインコースを使ってくる。追加点を取れるか。レフト前ヒット。3連打。さすがのバッティング。4-1
石野ー球数は70球を超えてきた。ここは勝負を避けた四球。2アウト満塁。
辻田ーセンターフライ。

4回の攻防


ようやく東邦打線にヒットが出た。強打者石川にもヒットが出て、東邦打線もようやく目が覚めてきたか。好調岡本にタイムリーが出て1点をようやく返す。しかし今朝丸も粘り大崩れせずに1点で何とかしのぐ。一方報徳打線は8番の林にホームランが飛び出したり、またもや連打でチャンスを作りタイムリーで追加点。東邦に流れを渡さい。東邦の宮國は70球を超えてきて疲れも出てくるあたり。5回以降どのような投球を見せるのか。継投はあるのかが注目だ。

5回表


南出ーサードゴロ。1アウト。
藤江ーここでも96キロのカーブを使ってくる今朝丸。角度のある直球を投げ込んでくる。結果はショートゴロ。2アウト。
宮國ータイミングは合っている。しかし98キロのカーブで空振り三振。3アウト。三者凡退。

5回裏


西村ーライトフライ。1アウト
竹内ーライトフライ。2アウト。
林ーライトフライ。三者凡退。

5回の攻防


この回も今朝丸のピッチングが光った。100キロに満たないスローカーブでストレートとの緩急をつけて上手く打ち取る。この回も三人で抑える。一方東邦の宮國は4回まで安定しなかったがこの回は三人で打ち取ることができた。しかもすべてライトフライ。宮國もいいテンポで安定感が出てきた。後半の6回以降東邦打線が追いつけるか、粘りの東邦、伝統の終盤の追い上げに注目だ。

6回表


中村ータイミングは合っている。しかし三振。3つ目。
大島ー大島は今日二本目のヒット。合っている。センター前ヒット
眞邉ー1球目盗塁成功。1アウト2塁。バットをやや短く持っている。ミートを心掛けているのか。今朝丸の球数は70球を超えてきた。フォークボールで空振り三振。2アウト2塁。
石川ーここで願ってもないバッターだ。ヒット一本の好打者東邦4番の石川。期待が高まる。しかし変化球で空振り三振。タイミングを完全に外された。3アウト

6回裏


ここで岡本にピッチャーが交代。
今朝丸ー力のある真っすぐで空振り三振。1アウト。
岩本ーチェンジアップでセンターフライ。2アウト。
山増ー今日2安打。140キロを計測。見逃し三振。三者凡退。4-1

6回の攻防


東邦は大島の二本目のヒットと盗塁でチャンスを作り絶好のチャンスで4番の石川に回ったが今朝丸の緩急をつけた投球に翻弄されて追い上げることができなかった。
6回から東邦が継投に乗りだす。ライトの岡本を2番手で投入。その岡本は早速2つの三振を奪う好発進。三者凡退に抑える。試合が落ち着いてきた。あと3イニング。どんな攻防をお互い見せるのか注目だ。

7回表


岡本ー右中間に2ベースヒット。0アウト2塁。
上田ー送りバント、エラーで0アウト1,3塁。
南出ーライト前ヒット、タイムリー。変化球を右方向へ。4-2
藤江ー送りバント1アウト2,3塁。
伊藤ー代打。長打を狙える代打の切り札。セカンドゴロで1点を返す。4-3
中村ーここで138キロの真っすぐを投げ込む。サード強襲の打球で4-4。同点に一気に追いつく。今朝丸は90球でマウンドを降りる。
間木に交代。
大島ー2アウト1塁。ストライクが入らない。2球続けてボール。少し緊張しているか。ショートゴロ。3アウト。

7回裏


堀ーレフト前ヒット。痛烈な打球。
石野ー4番打者だが送りバントの構え。決められず、ヒッティングに変更。ライトフライ。1アウト1塁。
辻田ー牽制を何度となく挟む。そのしつこい牽制で堀を刺した。これは大きい。2アウトランナー無し。変化球でファーストゴロ3アウト。4-4

7回の攻防


ついに七回に東邦打線が三点を一気に奪い同点に。さすが粘りの東邦。好投の今朝丸をマウンドから引きずり下ろした。これで同点。裏の報徳は先頭打者が塁に出るが、バント決められず、牽制アウトなども重なり結局0点。流れを相手の東邦に渡してしまった。この良い流れで東邦が突き放すか。残すは8,9回の攻防残すのみだ。

8回表


眞邉ー見逃し三振
石川ーストレートで詰まらせファーストフライ。2アウト。
岡本ーレフトフライ。三者凡退。

8回裏

西村ー3ボールとストライクが入らない。ライトへ大きな打球だが逆風。ライトフライ。1アウト。
竹内ーサードゴロ2アウト。
林ー今日ホームランを打っている打者だ。ライトへ2ベース。好走塁も見せて2塁まで。2アウト2塁。
斎藤ー代打。代走も起用。ワイルドピッチで2アウト3塁と。報徳絶好のチャンス。しかしセカンドゴロ。3アウト

8回の攻防


東邦は2番手間木の投球に翻弄されて三者凡退。勝ち越しは出来なかった。裏の報徳、
当たっている林が2ベースで塁に出て、三塁まで進み勝ち越しのチャンスだったが攻めきれず0点。残すは9回。どんなドラマが待っているのか。

9回表


盛田に交代。
上田ーショートフライ。1アウト。
南出ー140キロのストレートをライトへはじき返して2ベース。1アウト2塁。
代走起用。
代打三浦ー初球凄いスイングでファール。積極性が素晴らしい。勝ち越しのチャンス。しかしボール気味の高めの球で三振。2アウト2塁。
伊藤ーショート竹内の好守備で3アウト。勝ち越しは許さない報徳。

9回裏


岩本ーこの試合2安打。ここで140キロを計測。ストレートで押している。しかしよく見て四球。サヨナラのランナーに。
山増ー0アウト1塁。きっちり送りバントを決めて1アウト2塁。
堀ーサヨナラのチャンスで期待できる強打者の堀。ここで堀はセンター前ヒット、誰もがサヨナラかと思ったが上田の好返球でホームタッチアウト。サヨナラならず。2アウト1塁。
石野ー盗塁失敗。3アウト。

9回の攻防


この回からエースの盛田がマウンドに。気迫のピッチングで0点に抑える。その裏報徳は四球でランナーを出すと、堀がセンターへサヨナラヒットかと思いきやセンター上田の好返球でタッチアウト。サヨナラは許さない東邦。結局同点で延長タイブレークに突入。10回はどんな展開が待っているのか。

10回表


ータイブレーク大会規則ー


10回以降の攻撃は前の回の継続打順で無死走者1,2塁から開始。
中村ー0アウト1,2塁。セオリー通りならば送りバントだがやはり送って1アウト2,3塁。
大島ー東邦は表なので取れるだけ点は取りたい。盛田の球は素晴らしく切れている。切れ切れだ。セカンドフライ。2アウト2,3塁。
眞邉ーここで盛田はストレートしかもインコースにどんどん投げ込んでくる。最後もストレートインコースズバッと決めて見逃し三振。3アウト。タイブレークで0点に報徳は抑えた。これは大きい。

10回裏


石野ー0アウト1,2塁。4番だがやはり送りバントの構え。きっちり決められるか。成功。1アウト2,3塁。
辻田ーサヨナラのチャンス。一打出れば一気にサヨナラだ。歩かすか、勝負するか。やはり申告敬遠。1アウト満塁
西村ーライト前ヒットでサヨナラタイムリー。試合終了5-4報徳勝利。

~試合を終えて~


選抜でどちらも優勝経験がある強豪校同士の好カード。東邦はエース宮國の投球に注目だったがこの試合はいまいち調子が出なかった。ストレートもあまり走らず本来の出来とは程遠い感じだった。結果、4失点。まだ夏があるので、次の大会では宮國らしい投球を見せてほしいものだ。一方報徳の2年生の今朝丸は甲子園初登板にしては落ち着いていて緩いカーブ、変化球、140キロ近いストレートで緩急をしっかりつけて強力東邦打線を抑えていいく。最終的には降板まで4失点だったが、まだ二年生。期待できる将来楽しみなピッチャーだ。報徳打線は連打が何度かあり打線に勢いがあった。打線はとても振れていた。特に堀、石野は強力。8番の林も調子がよくラッキボーイ的な存在だった。個人的には報徳の二年生のサード背番号12の西村のバッティングが目を奪われた。いわゆる天才バッターの雰囲気がプンプンする。まだ2年生、これからの成長に期待だ。来年3年生になった時には報徳の1番や3番を任せられるだしゃになっていてほしい。試合は5-4とやはり予想通りの僅差のゲームとなった。やはり終盤の粘り伝統のチームを毎年作ってくる東邦。この試合も終盤一気に3点を取って同点にした。ただその後追加点を取れなかったのが痛かった。そしてタイブレークで0点の攻撃は痛すぎた。報徳の粘り勝ち。エース盛田の気迫の救援も見事だった。