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ケーゴのラノベ堂【紹介】終末何してますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?

こんにちはケーゴです。今回は「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?(以後すかすかと呼ばせてもらいます)」を紹介したいと思います。

著者枯野瑛先生 イラストue先生
既巻5巻+EX一巻 完結済み

あらすじ

人間は規格外の【獣】に蹂躙され、たった1人数百年の眠りから覚めた青年ヴィルムを除いて滅んだ。かつて広大なる大地を滅ぼし、生けるすべてのものを天空へと追いやった種族として人間族は語られている。
浮遊大陸郡で生きる種族は様々でその姿も角を持つもの、牙を持つもの、鱗をもつもの、翼をもつものが大半であり、その様な種族特有のわかりやすい「徴」をもたない種族は『徴無し』と表立って迫害こそ受けないものの、肩身を狭い思いをする。理由は人間族が同様の姿をしていたからである。
地上は獣に奪われ空に逃げたものの、獣の脅威は今もなお、浮遊大陸郡に住むものたちに降り注いでいる。人間に代わり獣を倒しうるのは《星剣》と、それを扱う妖精兵のみ。戦いののち、《星剣》は再利用されるが、力を使い果たした妖精兵は死んでいく。そんな妖精兵を育成、管理する施設の管理人としてヴィレムは訪れる。
死にゆく定めの少女妖精たちと青年教官の、儚くも輝ける日々。

キャラクター紹介

主人公ヴィレム
現在に生きる唯一の人間。緑鬼族でサルベーシャーのグリックに借金を返す生活を送ってきたがグリックの紹介で軍の秘密兵器の管理者としての仕事を紹介される。

クトリ・ノタ・セニオリス
妖精兵の少女。施設では年長者で幼い妖精の面倒を見ている。ヴィレムが施設に来る前に獣人街で出会い助けられた。世界で五振りしかない極位古星剣のひとつ『セニオリス』の適合者でもある。

アイセア・マイゼ・ヴァルガリス
妖精兵の少女。クトリと同じく年長者で幼い妖精の面倒をみている。人懐っこい笑顔が特徴な少女。

ネフレン・ルク・インサニア
妖精兵の少女。今年の夏に成体になったばかりで幼い妖精たちに混ざれば埋もれてしまうくらいに背が低い。いつも無表情でクトリは笑い顔も怒り顔も見たことがないそうだ。

個人的なおすすめポイント

まず言えるのは圧倒的な世界観が注目ポイントです。作り込まれた設定と残酷な運命を背負った登場人物たちが読者の心を締め付けてきます。死んでしまう運命に対して「せめて消えたくない。誰かに覚えていてほしい。つながってほしい。」と嘆く少女の葛藤は心に響きます。
主人公ヴィレムも誰かのために自分を犠牲にしてしまう様ないい人で私自身とても好感度が高く感情移入しやすいキャラです。主人公やその他のキャラの内心を知った時はその心情に泣きたくなります。感動する様なものを読みたい方に特におすすめしたい本となっています。

最後に

本作はアニメも放送されています。原作であるライトノベルとは違う形で完結したアニメになっていて賛否両論ありますが私はアニメでも十分感動しましたし、別の世界線の様に捉えています。世界観などはそのままなのでアニメから見てみれば序盤のストーリーを把握することが出来ると思います。


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