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登山後、身体が欲する食物

今日は初登山の日。買ったばっかりの登山靴がようやく日の目を見る日だ。梅雨で雨続きだったから晴れて嬉しい。

横須賀線に乗って北鎌倉で下車。建長寺の山門をくぐってすぐハイキングコースが始まるのかと思いきや、体力がない私にはかなりキツイ石段続きの参拝路。その先にようやくコースの入り口があった。

建長寺から大平山を通って瑞泉寺へと下る2時間半のコース。岩場やぬかるみ、木の根っこが張り巡らされた道は、初心者にはなかなかハード。気づけば額も首の裏も汗でぐっしょり。ひと夏分の汗をかいたんじゃないだろうか。

最終地点の瑞泉時から街中に入ると、私の体に変化を起こった。、下山したら食べようと思っていたウインナーと鎌倉ビールが全く食べたくない。気の利いたイタリアンでもあれば、パスタと冷えた白ワインもいいなと思っていた。
それなのにどうだろう。私はベンチに腰を下ろして朝コンビニで買った鮭のおにぎりと昆布のおにぎりを貪り食った。

帰宅して荷物を解くと、今度は冷蔵庫の梅干しを食べ、それでも足りず、水道水に普通のミツカン酢を入れてごくごく飲んだ。そしたら、今度は無性に納豆が食べたくなって一パック食べた。

おかしい、明らかにおかしい。私の身体の中で何かが起きている。
普段はパスタが好き、ビールが好き、ウインナーが好きなのに、、、

気になってネットで「登山後、食事」と調べてみると、
おにぎりを夢中になって食べたのは、体力を消耗しきってすぐエネルギーになる糖質を欲したから。
酸っぱいものが食べたかったのは、たまった疲労物質の乳酸を分解したかったから。
納豆が食べたくなったのは、損傷した筋肉をタンパク質で修復したかったから。

体が欲するものにはちゃんと理由がある。
普段私は頭で考えて、パスタやパンを選んでいたんだと思う。体は決して求めていないのになんとなく時間が来たら食べるから、常に胃がもたれていた。

初登山の教訓は、体の声を聞こう、だ。


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