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一山超えて、次の山を探す。

私の婚活は続いている。

前回の記事で書いた一件は、なかなかダメージがあったが、それでも一応、活動は止めていない。

この記事で書いた人からは、結局、その後何の連絡もなかった。
彼は先週土曜日に会えるか調整すると言っていたけれど、そのまま先週金曜まで何の連絡もなく、私は、もういいや…と思い、金曜日の夜中に結婚相談所アプリで「マッチング後のお断り」ボタンを押した。
その後数日置いて、ラインもブロック、削除した。
彼の返信が遅い時、穴が開くほど見つめたラインのトーク履歴も、消した。

まだ彼のことを時々思い出しはするけれど、最初の1週間に比べればだいぶ楽になった。

なんだかんだ言っても付き合っていなかったから、まだ傷は浅かったのだろう。

これが、もし真剣交際に入ってからとかだったら、もっときつかったんだろうな。
恐ろしい。

彼に関しては、もう愚痴を言ったところで何の意味もないが、一つだけ書くとすれば、やっぱり最後の彼の対応は誠実ではなかったなということ。

結婚相談所では複数の相手と同時並行することは普通だし、彼が同時並行をしていたことも、別の人に心が動いて行ったことも責めるつもりはない。仕方ないことだ。
ただ、断るにしろ、決められないにしろ、ちゃんと向き合ってほしかった。
私に「会いたいです」って言われたからって、「予定調整します」とかいうその場しのぎのセリフを言ったまま逃げたりしないでほしかった。
会った後、ラインでもいいから、ちゃんとした言葉がほしかった。予定は調整できなかった、気持ちにも応えられない、という返事でも良かった。

間に担当カウンセラーが入らない自社会員同士なら、こういうことへの対応も、自分で最後までしっかりやるべきじゃないのか。
誰に咎められるわけでもないし、ペナルティを喰らうわけでもないし、そっと逃げたくなる気持ちは分からなくもないけど、でもそこに人間としての誠意が表れる気がする。

結婚相談所という、真剣な婚活の場で5回も会って、気持ちを真っ直ぐ伝えてきた相手に対して、少なくとも私なら、その場しのぎの「予定を調整します」を言って、結局何の連絡もしないなんてこと、絶対にしない。
言われた方は、その場しのぎの言葉だと半ば分かってはいても、どこか期待して待ってしまうものなのだから。

断るにしても、まだ決められないから、もう少し会ってから決めたいにしても、正面から伝えると思う。(さすがに付き合ってるわけじゃないから、ラインでだとは思うけど)

もしかしたら、彼にとって私は、自分に負担がかかるようなめんどくさいことをわざわざしたい相手ではなかったのかもしれない。
でも、その程度の存在だったとしたら、なぜ5回も会ったのだろう。
そのパターンであっても、ここは婚活の場なのだから、不誠実だろう。

まぁでも、彼を不誠実だと思えたことで、断ち切れつつあるのは事実だ。

彼がもし私に真摯に向き合って断ってくれていたら、もっと引きずっていたかもしれない。
結果オーライと言うべきなんだろう。


私に笑顔を向けてくれていた彼は、もうどこにもいないのだ。
厳密には、彼自体は近所に生息し続けているけど(自宅の最寄り駅が同じなのだ)、私に好意を持ってくれていたあの日の彼は、もうこの世のどこにもいない。

今でも時々思い出がチクチクと蘇るけど、次に進まねば。

絶対いい人見つけて幸せになってやる…と、彼に対するあてつけのように、今思っている。

そして彼には、私に、人を好きになるという感情を思い出させてくれたことについてだけ、感謝している。
後味が良いとは言えないけれど、彼に出会えて、幾ばくかの時を一緒に過ごして、彼を好きになれたことに後悔はない。


結婚相談所のお見合いは相変わらず超低打率でしか成立せず、申し込みをしたい人も枯渇してきたので、しばらく放置していたマッチングアプリを再開している。
プロフィール写真も最近撮ったものに変えてみた。

プロフィールを見る限り、結婚相談所にいたらかなり申し込み来るんじゃないかと思う人とも、ちらほらマッチングできて、メッセージのやり取りが続いている。

マッチングアプリは女性優位だと、以前マッチングアプリ面談で会った人が嘆いていた。
女性は無料で使えるから、若い子や、とりあえず登録している女性も多いんだろう。
フェードアウトされることがしょっちゅうで、会うところまで行くのが大変だと、その人は言っていた。

結婚相談所と違って、結婚という目標を明確に掲げているわけじゃないし、何ならプロフィール内容も嘘かもしれないわけで、ここでそこそこアリな感じの人とマッチングできたところで、喜んでいる場合じゃないのだけど…
そもそも、結婚を真剣に考えているわけじゃないからこそ、36歳にいいね!してきている気もするけれど…

それでも、結婚相談所で苦戦し過ぎて疲れ果てていたので、マッチングアプリで、割といい感じだなと思える人とマッチングできて、少しだけ元気が出たのは事実だ。
(ただ、事前のメッセージ交換をせずに直接会う結構相談所方式に慣れたせいか、前以上に、会う前のメッセージ交換が面倒に感じる…)

メッセージを交換し、大丈夫そうかなと思える人と会う約束をしている。

あとは、この3連休に、結婚相談所のお見合いが合計3件。自社2名、他社1名。
その他、お見合い日程調整中の他社の人が1名。

頑張って会い続けていれば、また、いいなと思える人に出会えるのだろうか。

でも、もしそういう人が現れたとしても、1対1で付き合うことが決まるまでは、あまり好きになるのはやめておきたいなと、前回の記事の人との一件で思った。

気持ちはコントロールできるものじゃないし、婚活を無傷でやることは不可能だけれど、それでも、私は自分の心を出来るだけ守りながら活動したい。

人を好きになるって楽しいことだなと、今回思い出すことができたけど、やっぱり反動の落ち込みの威力はすごい。諸刃の剣。

自分を好きになってくれた人を、結婚に向かいますっていうタイミングで好きになるのが1番いいんだろうけど…
そううまくいかない。

あぁ、やっぱり難しい。

これからも身を切って血を流しながら進むしかないのか。

10000回やってだめでも、10001回目は何か変わるかもしれない、みたいな歌があったけど、婚活にはその心意気が必要なんだろうな…

あといくつ、山を越える必要があるんだろう。

まずは次の山を見つけるところからだけど。
ある程度良いなと思える人に出会わないと、話は始まらない。

婚活以外のことでバランスを取りながら、ぼちぼち続けていくしかないんだろうな…

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