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哲学書を読むヒント

ファッションの流行のように、哲学者の言った言葉や書いた言葉、その思想って何度も巡りながらあらゆる分野の知識の下敷きになっているんですよね。

中でも文化系、文学作品や美術作品、映像作品あたりは顕著な気がします。

影響はマンガやアニメといった柔らかい、多くの人が親しみやすいコンテンツまで及んでいて。

わたしも最近『水星の魔女』というアニメで好きだったキャラクターが、ショーペンハウアーの書いた『意志と表象としての世界』を読んでいて、その本が彼の思想をどう形作っているのか気になり読んだりしました。


本で記された思想が彼のふるまいには滲んでいました。また、アニメを見ている間には理解できなかった彼の言動も意味がみえてきました。

作中に散りばめられた小道具の意味を掘り下げることで、作品に込められた想いや考えが浮き彫りになる、

ままあることですが、哲学はその解像度を上げる一つの要素だといえます。

ただ、いざ元ネタを読んでみようと思っても取っつきにくいのが哲学書💧

「さあ読もう」とページをめくってみても難しい単語の嵐で挫折…なんて経験された人もいるのではないでしょうか?💦

エランのことをもっと知りたい!と彼の読んだ『意志と表象としての世界』を手にとった水星の魔女視聴者もこの洗礼を受けた方が多々いらっしゃいました…😂

哲学にかぎらないかもしれませんが、専門書の類は内容のいたるところに語られる事の前提となる先人の思想・概念・歴史が織り込まれています。

けれどそれを頭の中でひとつひとつ噛み砕くのにまず時間がかかって、本題に最後までたどり着けないことがでてくるんですよね。

とはいえ近頃は哲学用語を分かりやすいよう説明した解説本、思想家のアソート紹介書籍、それぞれの思想の概説書、読む人が敷居をまたぎやすいように工夫も増えてきていたり。

この手の本は説明が間違っていたり解説が省かれすぎて当てにならないという声もありますが、階段を一段ずつ登るようにこの手の本を先人たちの思想に触れる一段目として読むのは一手かなと感じられます。

どんな風に活用していけばいい?

というところについて、今回すこし紹介しますね!

読み方のながれとしては、

「マンガor図解→概説書→専門書」

ができると一番とっつきやすいかなぁと思います。

具体的にどんな書籍があるの?というと、参考までにわたしが今まで読む機会のあった書籍で挙げていくと下記の通りになります。

マンガor図解

・まんがで読破 シリーズ

・図解雑学 哲学

概説書

・史上最強の哲学入門 シリーズ

・フシギなくらい見えてくる!本当にわかる哲学

そもそもどの文献からあたれば良いか検討もつかないよ~と悩んだときなどに参考にしてもらえればと…!

まず哲学の思想全体をみたいなら『図解雑学 哲学』を。気になっている哲学者がいて、その人の著書にふれるための準備をしたいなら『まんがで読破』シリーズで。

全体的にもう少しくわしく知りたいときに『史上最強の哲学入門』シリーズか『フシギなくらい見えてくる!本当にわかる哲学』をあたってみると分かりやすいです。

個人的にまんがで読破シリーズは本当に内容が呑み込みやすくて何冊もお世話になりました。イースト・プレス社様々です✨

ここで紹介したのはほんの一部も一部なので、「他にもこんな良い文献があるよ~」と教えて下さる方がいらっしゃれば諸手をあげてよろこびます…ではでは、よい哲学のふれあいを!


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