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DXを天職にできるのか

天職ってなんだろう

先日突然異動になりました。
誇りを持って10年もやっていた業務を突然辞めることになり、異動が決まった直後から未練たらたらで転職も考えました。

でも、異動してみたら今まで仕事が辛かったんだとわかった今、人間関係も良好な現在の職場で僕の天職を見つけられないかを模索しています。

そんな折、たまたまnoteで「天職は自分から取りにいかないと手に入らない」という内容の記事を読み、確かにその通りだなと当たり前ですが思ったのです。

分析とDX

異動前、僕の業務の1/3はデータ分析でした。
企業分析や自社分析が中心でしたが、ビッグデータやAIの活用についても多少検討していました。

学問としてのバックグラウンドもなく本格的に勉強したわけでもないため「なんとなく」の域を出ませんでしたが、曲がりなりにも理系なので分析は好きでした。

生データから得られる情報とフレームワークを組み合わせると思わぬ視点が得られ、また大勢のナレッジを組み合わせると情報の裏付けができます。

それぞれの分析を一人で行うのは心許ないですが、もし自社AIがあればその精度も確度もスピードも上げられると思いました。

さらにそれを経営層が使いやすいようにカスタマイズするような仕事ができたら面白いなと。そういうツールがあったらいいな!と俄然興味が湧いてきました。

取締役とDX

とはいえ、経営層がAIを利用する場面てどんなシチュエーションでしょうか?

当社の取締役会は50代半ば〜60代前半のおじさんで構成されていますが、彼らの口からAI活用やDXの具体的なビジョンや必要性が本気で語られたことはありません。

業務自体どちらかといえば「足で稼げ」「目で見て盗め」「肌で感じろ」という泥臭い世界なので、あまりデータを活用するというモチベーションが起こりにくい環境ではあります。

現場ベースではタブレットの活用や狭義のデータ分析を行っていますが、それはペーパーレス化やデータの可視化が目的で、経営に活用するのとは少し違います。

では実際に取締役に対してDXの推進やデータドリブンの経営、AIの活用をしてもらおうと思ったら、担当は誰が、どの部門が適任なのでしょうか?

誰がどうやって

まず考えついたのは「若手の会」とか「DX研究会」のような委員会で、その成果物としてDX推進を提案するというものです。

次に思いついたのが、取締役自らがセミナーなどでDXに触れ取締役提案でDXプロジェクトが進行するパターンです。

最後に浮かんだのが、開発部など新しいことをやる部署の数名でミニプロジェクトを回して検証し、成果が出たら提案するというものです。

このうち今の当社では3番目の方法が最も実現可能性があると考えました。委員会はまずその存在がなく、取締役がセミナーに行くこともありません。しかし新しいことをやる部署というのは心当たりがあります。

新設、future部門

下期から新しくフューチャー部門というのができるということで、ここには手を挙げれば入れる可能性があります。

噂では社長直下で、とにかく未来志向の仕事を行うとのこと。もしかしたら社長の方から「DXを推進せよ」との命令が下る可能性も大いにあります。

これはもう取りに行くしかない。

「チャンスは準備しているところに来る」といいますから、DXやAIの話題が出た時にすぐに提案できる状態にしておこうと思い立ちました。

3度目の正直

これまでにも僕は、いくつかプロジェクトを起案し主導したもののあまりパッとした成果を出せないまま終わりました。

その度に結構ガックリしましたが、今思えば管理職でもないのにたくさんの失敗をさせてもらえたことは良い経験だったと思います。

僕の勤め先は小さい会社ですが、その分一人一人の意思決定や判断の影響がとても大きいのが面白いところです。

あと2ヶ月。果たして僕はフューチャー部門に入れるのか?そしてDX担当になれるのか??今度はクビにならずに済むのか???乞うご期待です。



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