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しのことば

 言葉について、いろいろ考えることがあります。
 言葉を記述するということについてです。
 言葉には意味があるし、文字にも表現として、当然意味があるんですけど。
 詩の表現に関わることです。
 詩って、別に理屈が通ってなくてもいい事があるって、そう思うんですよね。
 一貫したものが要るときは、当然あると思うんです。
 ただ、詩の場合、意味にとらわれない表現ができるんじゃないかと思うんですよ。
 意味付けが必要なものは確かにあるんです。
 言いたいことが途中で変わっていて、内容が分裂してるものもあることには、あるんです。脈絡もなく、前半と後半の内容が違うものを読んだときがあるんですけど。
 そういうもののことじゃなくてですね、
 共通のイメージをつなぎ合わせたものが、あってもいいなと思うんです。
 意味ではなく、イメージの共通性です。
 内容が、つまり、意味が理屈でとらえられなくても、いいんじゃないかと。
 もしかして、これって、ダダのことなんですかね。
 いや、ダダって、イメージの共通性みたいなものも否定してるとか、そうなんでしょうかね。
 どうなんでしょうかね。



意味にとらわれるな。

言葉よ
意味の囲いを取っ払え。

言葉は言葉だというだけで、
空を飛ぶ鳥を仕留めることができる。

意味を越えろ

詩人よ
言葉の弾丸を撃て。

空を超えて
あの満月を撃ち落せ

見るために。

その向こうを見るために。

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