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🎬ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション      感想

IMF(Impossible Mission Force不可能作戦部隊)の腕利きエージェント、イーサン・ハントの活躍を描くシリーズ5作目。
ベラルーシで大量殺戮兵器の奪還に成功したイーサンたちIMFのメンバーだったが、ロンドン支局は謎の組織「シンジケート」の手に落ちイーサンも拉致されてしまう。
謎の女性イルサによって危機を脱するイーサンだったが、アメリカ本国ではCIA長官ハンリーが「シンジケート」の存在はIMFの捏造で陰謀だと主張し、IMFは解散、イーサンは国際手配されてしまう。
しょっぱなトム・クルーズがまたまた体を張った飛行機アクションをやってのけ、度肝を抜かれる。
アクションに次ぐアクションはシリーズのお約束なのだが、今作は少し伏線が張られ過ぎた前作『ゴースト・プロトコル』にくらべると感覚的にはスマートでわかりやすくなっている。
またハイテクギアが控えめなのも功を奏し、生身のアクションや駆け引きが中心となっていて観る上ではサクサク前に進めた。
IMFのメンバーも、前作から登場したブラント(ジェレミー・レナー)が無鉄砲に思えるイーサンと反発し合いながらも安定の存在感だし、ベンジーとルーサーもおなじみで心強い。
「シンジケート」の実態に肉薄していくイーサンたちだが、イルサが謎だらけでときに味方、ときに敵となりイーサンたちを翻弄する。
バイクで逃げるインサをノーヘル&デニムのイーサンが追うバイク・チェイスはノースタントらしいがスリリングで、トム・クルーズのアクションに賭ける意気込みが肌感覚で伝わってきて見事。
「シンジケート」のボス、ソロモン・レーンは何千人も罪のない人々を平気で殺す冷血漢なのだが、見た目からして今までの敵より個性的で悪者らしくてよい。
細かい見せ場はやはり自分の目で確かめていただきたいが、ソロモン・レーンとイーサンが対決するクライマックスは胸がすくし、さらにその裏で暗躍していた黒幕がやっつけられる展開もスッキリ。
すでに定番となったアクション・シリーズとして未見の6作目、夏の新作への期待が否応なく高まるのは必至。
それにしてもラロ・シフリンの『スパイ大作戦』のテーマ曲は1作目から使われてはいたが、4作目あたりからアレンジがグッと増えた気がしていて往年のファンとしてはうれしい限り。やっぱりあのテーマ曲を聴いただけで十分胸が高鳴る。名作曲家の代表的名曲の一つだと思う。

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