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映画「遊びの時間は終らない」を知っていますか

2022 9/4(日)
 
映画の楽しみ方も随分と変わってきて、最近ではアマゾンプライムかネットフリックスを観ている。
特にアマゾンプライムは昔観た映画が沢山配信されているから、つかの間の時間、青春時代にタイムスリップするには丁度いい。
もう30年以上前に観た日本映画「遊びの時間は終らない」が配信されていた。この作品、俺の中ではかなりメジャーな映画だと思っていたのだが、
周りに聞いたら、誰も知らなかった。
主演は本木雅弘だ。そう言っても、まだ誰も知らない。中には「ああ、あれか、モックンが相撲やる話でしょ」と完全に「シコふんじゃった。」と勘違いしている。あの映画のインパクトは相当大きかったようだ。
「遊びの時間は終らない」は真面目な警官のモックンが、警察が行う銀行強盗事件の訓練の犯人役に選ばれるが、テンションがあがってどんどん暴走し収集がつかなくなっていくというシチュエーションコメディだ。
映画は銀行の場面が殆どで、舞台劇を観ているかのようだ。
初めて観たのは俺が高校生の時だった。
キネマ旬報ベスト10で知り、レンタル屋さんで借りた。
配給会社はアルゴピクチャーズ。アルゴといえばそのころ
「マリアの胃袋」「良いおっぱい悪いおっぱい」「ザ・中学教師」
などの独特な世界観の映画を沢山作っていた。
また、今や日本映画史に残るコメディの名作、三谷幸喜の「12人の優しい日本人」もアルゴ配給である。
そんなアルゴ作品の中で、シブがき隊のモックンが主演の本作は、てっきりメジャー作品だと思って観ていた。だが、この度30年ぶりに観返してみて驚いた。
モックン以外も著名な俳優は出ているのだが、脇を固めるのが実に個性的な役者陣なのである。余計に舞台劇を観ているような感覚になった。
改めて観たがやっぱり面白かった。
この機会にアマゾンプライムで多くの人に知ってもらいたい日本映画の隠れた名作の一本である。
次は「良いおっぱい悪いおっぱい」配信してくれないかなぁ。
 
 

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