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クレーム

ありとあらゆるクレームに対応してきたくまごろです。

基本はどんなお客様にも誠意を持って対応する事が大事です。
誠意の中には我々には譲れない部分があることをちゃんと説明してご理解頂く事も含んでおります。

未だにあれは何だったんだろうかというクレームがありまして某◯翼団体様に軟禁された時のことですが弊社の商品をお召し上がり下さったところ社員(構成員)の方の目が見えなくなったとかでお伺いしました。
その社員様の目が見えないというパフォーマンスに付き合わされ病院に行ってくださいの押し問答を永遠と。

こんなのは特殊な事例でしたが髪の毛が入っていたとか虫が入っていたとかお腹が痛くなったとかしょっちゅうです。全て調べれば分かる事です。

しかし、誠心誠意をもって対応するという時代でもありました。今は違うのかも知れません。

牧場をやる上で一番気を付けておかなければいけない1つに近隣住民の方との問題があります。こちらも1年2年で辞めるような仕事ではありませんからいくら地元であろうと相手の代が替われば関係ないのです。他所から引っ越して来られる方もいらっしゃいます。

私の牧場は三層分離槽を設置して水をキレイにして流したり臭気対策にいつも乾燥させて運動場で牛は雨にあたってキレイにしています。

人家から離れた場所に建てましたが思っても居なかったクレームが来ました。

家畜保険所から電話があってくまごろさん動物虐待してる?って(笑)

へ?ってなりました。大事にこそすれ虐待なんかしたこと無いのですが。

話しを伺うと川を挟んで1キロ以上離れたお家からの通報で牛の鳴き声がかすかに聞こえると。

そら生きてるんだから鳴きもするだろうよと言うのは簡単ですが私はクレームの恐ろしさを重々承知しております。

ボクは家保の職員さんへそのクレームを入れられた方へ謝罪にお伺いしたい旨を伝え、対策として分娩後に速やかに離乳して母牛が鳴く時間を最小限にする事でご了承頂けませんでしょうかと伝えて頂きました。

その後長年牛飼いしていますがクレームは一切ありません。
クレーム処理と言うのは初動対応の速さがとても大切で時間がかかればかかるほど拗れます。ですからどんな急ぎの仕事があろうともクレーム対応と言うのは最優先されます。

私はあなたにご迷惑をお掛けした事を心から申し訳なく思っていると共に最大限の対策は取りますが現状ではここまでしか出来ない事をご理解頂けたらと誠心誠意で対応するしかないのです。

牛は人間が飼育する中で最大の家畜ですが雄大で優しくも弱い動物です。我々は色んな事から牛を守る責任があります。

このようにどんな仕事でもクレーム対応と言うのは付きまといます。

我々はお客様が不信感や不満を持たないで済むようにどんな事にもレスポンス良く対応するように努めてまいりたいと思っています。

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