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独身の伯母の介護と相続

独身の伯母と生まれてから会ったのは3回程度。かなり疎遠ではあるが親からいろいろ聞いてはいた。関わらないまま終わるんだろうなと思っていた。

ある日突然、見たことのない遠い親戚がうちに来て、伯母の介護をする義務があると言いにうちに来た。まあそこまではわかる。伯母の家や土地は自分のものだからどうにかしろと怒鳴り散らしていた。そんなことは一切ないのだが。

父が家や土地が伯母所有の物であると登記簿で説明すると、親戚はいろんなところで家の売買の仲介している話をして伯母の家と土地を数百万で知り合いに売るように言いに来た。仲介手数料も払えと。父は断った。

今思えば、親戚に宅建の資格はない。不特定多数との売買仲介は宅建法違反だ。

父は伯母を介護施設に入れたが、親戚はなにかと電話してくるので無視。

4,5年すると父が倒れ、父と伯母を私が介護することに。3年間、走り回って介護して伯母は老衰で、その三か月後父はガンであっという間に亡くなった。葬儀は家族葬でひっそりと。

伯母の相続は私が取り仕切ることになり、相続専門の司法書士を入れて法律通りに親族と相続。文句を言う人はいなかった。

伯母の家と土地は司法書士に紹介された不動産会社に任せ適正に売り、うちに伯母の介護を押し付けた親戚には司法書士入れて法律に従い処理した旨を書面で通知。

怒鳴りこんでくるかと思ったけど、そんなこともなく終了。

しかしなんだったんだあの親戚は。

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