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ひとりスラダン反省会。

(若干のネタバレ表現あります。)

以下、本文。


ひとしきり雑感を記したのに、それでも消化不良で、パートナーに想いをぶちまけ、でもまだ飽き足らずここへ戻ってきてしまった……。

こんなに、
「良かった」と、「残念」が混同するとは。

映画を観るまで、他の人の感想を読むことをシャットアウトしていたので、ようやく色々な人の感想を拝見したのだが……。
肯定的な感想も、否定的な感想も、どちらも
「わかるなぁ」
と思う。

私自身は、肯定よりの否定派……とでも言えば良いのだろうか。

正直なところ、素直に今回の映画を
「すごい良かった!」と言える人達が羨ましい。嫌味でも何でもなく。
私も、そっちの境地に立ちたかった。

でも、思うことが色々あったのは事実。私は、手放しで絶賛することはできなかったのだ。
リアルタイムで原作を読んで、アニメも観て、苦手な体育でも、バスケだけは好きになれたくらいには、スラムダンクを愛しているのに。

うーん。

今回は、プロモーションを企画した人や、キャスティングした人、演出担当の人と、私の感覚に乖離があったということなんだよね。
彼らが良しとして決めたことが、少なくとも私には良くなかったということなんだよね。

オープニングはカッコよかったし、バスケシーンは良かった。臨場感があって、迫力があって、素晴らしかった。音楽も良かったし、ラストの花道のシュートの演出も良かったんだけどなぁ。
試合終了後の沢北のシーンや、アメリカのシーンも観られて、嬉しかったんだけどなぁ。

「けど」
が、ついてしまう。

私が欲張りなのかなぁ。

あんなに、素敵な映像で作れるなら、存分に山王戦だけで感動したかったなぁ。

花道、もう少しなんとかならなかったかなぁ……。勝利宣言のあのシーン。
あそこは、ジャイアンではダメなのだよ。
回想シーンのリーゼント花道は、ただのヤンキーじゃダメなのよ。
なんというか、声に品性が欲しかった。きっと、中の人は、それができる人だった。
でも、演出した方や、キャスティングした方は、あの演技がベストだと思ったってことなんだよね。

制作側の苦労話なども、公開後にしてほしかったなぁ。前置きは、やはり言い訳と感じてしまう。

うーん。
厳しいなぁ、私。

あ、安西先生のタプタプ感の再現も、とても良かった。美味しそうに見えました。

これだけ色々物申しても、続編あったら……。

やっぱり観に行くのだろうな。


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