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ashikath(アシキャス)ダイアリー始めます。

今、41歳の私ですが、20代後半の頃ブログを書いていて痛い失敗をした経験があります。

東京郊外に暮らしながら、日々の暮らしのこと、考えいること、ユーモアあふれるお話を綴ってました。そのころわたしは、出産を機に仕事を退職、子育てに専念していましたが、若かったのもあって、今にもまして感受性が豊かだったものだから、自分の思いの丈を誰かに伝えたいという気持ちが強かったのでしょう。
そして、定住し始めたばかりの街で知り合った方たちにブログを紹介して、読んでくださることで、わたしのひととなりを知ってもらってオープンにしていくことで人とのかかわりが増えたらいいな、そんな思いでした。実際に、わたしの文章が好き、と言って読むのを日課にしてくれる方が増えて嬉しかったのを覚えています。

そんなとき。当時、緑豊かなその町の丘の上から望む夕焼けだったり開けた光景が好きだったのですが、巨大高層マンションが建設され、夕焼け空の真ん中にマンションがどんと視界に入るようになりました。

「嫌だな」と思ったわたしは、ブログに「美しい景色が変わってしまう、こういうマンションに住む人とは仲良くなれないでしょう」というようなことを書きました。

すると、数日後、あるママ友から「引越しをすることになったの」と言われました。「どこに?」と聞くと
彼女は、言いにくそうな表情で「キャサリンさんが、あまり好きじゃないだろう新しく建てられているあのマンションです・・・」と言うのだから

一瞬で、あ、ブログ読んだんだ・・・と同時に、気まずい空気が漂いました。そりゃそうよね、そこのマンションに住む人とは仲良くしたくない、って書いちゃったものね・・・

その後、わたしはそのブログ記事を削除するわけですが、案の定、そのママ友とは、その後疎遠になりましたとさ。
自分が思っていることは正直な気持ちなのだからしょうがないけれど、相手を無駄に傷つけてしまった、嫌な思いをさせてしまった、そういう思いは、10年経った今でも忘れません。

書くことって、伝わり方は読み手それぞれなので、好き嫌いもあるでしょう。

そんな私ですが、アラフォーとなった今、新たにここで書きたいことは、わたしの愛する文化的ライフについて。素晴らしい小説を読み終えたとき、音楽を聴いたとき、映画を観たときに心の泉が沸き上がるような震えるような感動を書いておきたい衝動に駆られるのです。だって、この世の中に存在していることを、自分ひとり占めするなんて・・・もったいないじゃないですか。

キャサリンって「起爆剤のようなひと」「エキセントリックガール(イギリス人文学者に言われた)」「日本人っぽくない」そんな風にも言われることもありますので、挑戦的な読み物になるときもあるかと思いますが、どうぞお付き合いいただければ幸いです。


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