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再雇用で会社から期待されている役割

60歳~64歳の男性を対象とした2018年の調査結果を見ると・・・

・専門知識・ノウハウの提供
・後進の指導・助言的役割
・経験を活かした第一線の仕事
この3つが会社から大きく求められているという・・・

こんな調査結果を見ると、とても嬉しくて、わくわくする気持ちになりますよね。しかし最近と言うか、ほんとのところはどうなんでしょうかね~

実は、信じたくない企業の本音も一部にはあるんですよね。
これは、企業とのセミナーの打合せでのことですが、できるだけ再雇用を選ばないように話してほしい。そんな企業の声が増えつつあると感じます。

付け加えると再雇用後は、後進に対する指導はしないでほしいという声もあります。指導ではなく、作業の一員として働いてもらいたいということですね~。ようするにメンバーシップになってもらいわけです。
つまりリーダーシップはいらないということです。

先ほどのデータの通り、男女ともに多くの人が再雇用を選んでますが、
再雇用後に確かにいろいろうまくいってない話を耳にします。
特に男性です。ちょっと言いづらいですが、女性と違って男性は、自分の価値を、給料の額や役職で測る物差しで測っていることがありますよね~。

再雇用によって給料は大幅に下がる。仕事のモチベーションが全く上がらない。今まで後輩だった、部下だった人たちの下となって、今迄と同じように毎日出勤する。会社の権威によって支えられていた見栄やプライドが一気に崩れてしまう。その影響は家での生活にも影響を及ぼしています。

こういった再雇用の現実を恐れて、退職を選択する場合も用心です。
退職してから本格的に再就職活動を始める。或いは失業保険の手続きしながらハローワークで求職相談をしてみる。

すると、再雇用の条件を下回る仕事のオンパレードにがっくりするはずです。ですから、定年退職のタイミングは、描いてきたセカンドキャリアプランに近づけるチャンスです。そのタイミナグを落ち着いて判断できれば、気持ちよく次のキャリアに集中できます。

気になったことはどんどん行動してセカンドキャリアをデザインしていきたいですね。今までの自分の思い込みを捨てて、いろんなものを見に行ったり聞きに行ったりしてみる。これまでの価値観を変えてしまうようなことも面白いと思いますよ。そして、やってみたいなぁと思えたことをどんどんセカンドキャリアの候補にしてしまう。いくつかあるほどに試してみようとする意欲が増すと思います。

勿論、理想を言えば、定年退職前からこういったアクションを楽しむことですけどね。再雇用になってからでもいろいろ試してみることで、継続させた会社生活が全く違ったものになるはずです。新しく身に付けた考え方、或いは技能や資格を取得しておくことで、その時が来ても慌てることなく次のステージに進められると思います。


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