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【トレイルランレース分析】かたのビッグロックトレイル2024(シングル)


目的

トレイルランのレースにでるときに必ず行う目標タイムの設定をより正確にできるようにならないか考えました。

今の私のやり方は、
 ①コーススペックからランニングペースを試算して、その積算のタイムで設定
 ②大体似たようなタイムだと思われる人の過去のリザルトを参考に設定
 ③試走時のタイムを参考に設定
の3パターンを活用していますが、今回はこの内の②をより正確にやってみようという試みです。

御託はいいから結論だけという人は結論の項目だけ見てください。
各タイムの偏差値が書いてあります。

かたのビッグロックトレイル2024


画像は公式HPより

公式ページ:【かたのビッグロックトレイル・ミニロックトレイル2024】公式大会情報 (crossd.jp)

毎年2月上旬に大阪府交野市で開催されているレースです。
交野山や竜王山など、200~300mの低山をぐるりと回ります。
細かいアップダウンが多く短い距離ながら足をゴリゴリ削られるハードなコースですが、ところどころで顔を出す眺望は非常に開放感に溢れしんどさを忘れさせます。
少ないながらもエイドはかなり豪華でスタッフのおもてなしも素晴らしく、また、大会併設のビッグロックフェス(信じられないくらい多くの出店)やトークショーなど大会内外通して丸一日楽しめます。
距離:約23km 累積標高:約1,380m
天候は晴れときどき曇り。最高気温は14度、最低気温は0度。日中のレースなのでほぼ寒さは感じませんでした。
運営はソトアソさんです。

平坦なところがあまりないギザギザコース
トレイル率は多分60%前後

リザルトから見るレース分析

今回のレースのリザルトは大会発表によると以下の通りでした。
(順位とタイムの情報のみ抽出しているので、詳細は公式ページから確認してください)

大会制限時間(6時間)以降のゴール及びDNFはグレーバックにして今回の分析には含めません

各ゴールタイムごとに人数を分布すると以下の通りになりました。

y軸は人数、横軸は時間です。階級幅はすべて分に直してます

今回が初分析なのであくまでも推測ですが、ロングレースほど地力の差が出てなだらかになり、テクニカルなレース程差が付きづらく高さが出るのではないかなと思っています。
この辺は要検証ですね。
今回のレースはきれいな釣鐘型から少し左に寄った形だったので、現段階ではややテクニカル寄りのスタンダードなレースだったと捉えるようにします。

エリートレーサーやほぼ徒歩になってしまう参加者がいるようだったらヒストグラムの形に偏りや外れ値が発生すると思うのですが、今回は特にそのあたりは気にしなくてよさそうでした。

【結論】今回の大会における偏差値

ここからが今回の本題です。
完走者における相対的な実力を割り出します。いわゆる偏差値ですね。

得点は(制限時間-完走タイム)で算出
平均得点:119.34 標準偏差:48.76
一番平均なタイムを50として、そこからどれだけ離れているかを一般化しています

この偏差値を目標レースの過去リザルトの偏差値と照らし合わせれば、自分の実力に近い人が見つかるはずです。その人のタイムはかなり参考になるはず。
今まで上位〇〇%などで参考にしていた数値がより正確になる想定です。
長期的に見れば自分の距離や標高、時期ごとの特性なんかの分析にもつながるかなと思っています。

一旦自分の目標レースを優先して分析していくつもりですが、こんなんデータがあるに越したことない話ですよね。
もしこのレースもってのがあったらコメントしていただけたら優先してやりたいと思います。

それでは今回はこのあたりで。今回もナイスラン!


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