体質=遺伝子×生活習慣×思考
こんにちは。パーソナルトレーナーの柳谷太一です。
今回は『体質は先天的なのか後天的なのか』についてです。
タイトルで答えを出してしまっていますが、お付き合いください。
人類の代謝や体質は長い年月かけて形成される
人類の長い歴史はほとんどが飢餓で、飽食の時代はほんのわずかです。
この事から人間の身体には飢餓に耐えるための機能が多く備わっています。
その一つが血糖値です。
血糖値を低下させるホルモンはインスリンしかありませんが、血糖値を上昇させるホルモンはグルカゴンやドーパミンなど複数存在します。
また、日本人特有の体質もあります。
日本人特有の体質
日本人特有の体質は主に2つです。
1.ラクターゼ活性が低い
→ラクターゼとは、腸粘膜に存在する乳糖を分解する酵素の事で、この酵素の活性が低いことを「乳糖不耐症」と言います。牛乳を飲んだらお腹を下す人が多いのも、この乳糖不耐症によるものです。
2.大豆イソフラボンを効果的に利用できる人が多い
→大豆イソフラボンは、更年期障害・骨粗鬆症・メタボリックシンドローム・前立腺がんなどの予防に役立ちます。また、大豆イソフラボンが腸内細菌により代謝されエクオールという成分に変わるとさらに強い効果を発揮します。(ですがエクオールを作れる日本人は50%程)
これらの体質は普段の食生活の中でも意識したいポイントになります。
肥満は遺伝よりも生活習慣
肥満は主に3つの遺伝子が関係しています。
・食欲調節因子
・エネルギー消費因子
・脂肪細胞因子
これら全てに関わる最も重要なホルモンが「レプチン」です。
レプチンは『高脂肪食や睡眠不足』などで後天的に抵抗性が高くなってしまいます。
わかりやすく言うと『太りやすい体質になる』と言う事です。
つまり、『肥満は遺伝よりも生活習慣による因子の影響の方が大きい』という事です。
以外かもしれませんが、体質は変えられる要素の方が大きいです。(もちろん変えられないところもあります)
体質=遺伝子×生活習慣×思考
この式からも生活習慣と思考を変える事が体質改善に大きく影響してくる事がわかります。
生活習慣と思考を変えればきっと体質は変わるはずです。
諦めずに頑張りましょう。
今回はこの辺で。
ではまた。
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