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【T2】不朽の名作って良いよね

 今回はレビューとかではなく宣伝だ。中学生の頃から『ターミネーター2』を劇場で見るのが夢だった。本当に、1991年に劇場へ行けた人々が心底羨ましかった。これ劇場で見たら感動半端なかっただろうな、と思える作品は山ほどあるし、映画好きの人は何度も感じたことがあるだろう。
 ところで不朽の名作『ターミネーター2』が、全国の映画館でリバイバル上映されることが決定し、8月23日から大好評(決め付け)上映中だ。見たことある人もない人も映画館に急ごう。9月6日までだ。もちろん僕はすでに見に行った。念願叶ったわけである。一作目の上映から40周年、ほぼ半世紀見られているとはマジもんの不朽の名作である。

 スクリーンで見て、本作に出会えて本当に良かったと心から思った。訳のわからない状況で必死に逃げる序盤のジョン、ジョンのためムキムキに鍛え上げた体でジャッジメントデイを待つサラ、ずっと二人とシュワちゃんと一緒に危機を乗り越えてきた気がした。映画とは、究極の没入なのかも知れない。

 僕は「見なきゃ人生損」なんて台詞は言わないし、今後も絶対言わない。損得という相対的すぎる尺度を押し付けるっていうのが、ダサい。僕はへそ曲がりなので、言われたら「僕の人生の損得勝手に決めとんちゃうぞ、見いひんわ」と考えてしまう。
 それはいいとして、だから僕はターミネーター2を見てないあなたに、人生損だなんて言わない。ただ、とにかく羨ましい! しかもネタバレも見てない? だったらなおのこと羨ましい。未視聴勢にはもれなく、「今から初めて見て感動する権利」があるのだ。その権利は、僕にはもうない。何度でも見返せば良いのが、やはり初見の感動って素晴らしいんだよね。他にも、スターウォーズ、最強のふたり、シンドラーのリスト、ダークナイト、容疑者Xの献身、仄暗い水の底から、ゴーストインザシェル、AKIRA、これらの作品見てない人、今からあの感動を味わう権利があるなんて、羨ましすぎる。

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