嫌いと苦手、どっちがひどい?

人に不快感を与えることはいけないことだというのに、その表現は世界に溢れている。
なぜだろうと考えて、それは人を喜ばせる言葉の裏側としてどうしても存在するものだからかと思った。

人から言われて嫌だったことを思い出してみる。言われて嫌だなと思うことを考えてみる。
そこでふと思ったのは、嫌いといわれること、苦手といわれること、どっちの方がよりダメージが大きいのかということだった。

大抵の場合、人には嫌い・物には苦手なんて使うことが多い。
でも食べ物の好き嫌いなんて言ったりする。「あの人なんか苦手」なんて言うこともある。
嫌いの反対は好きで、苦手の反対は得意。
苦手に向き不向きが伴うんだとしたらそれは客観的で、嫌いは直感的。
多分目の前の人に向かって苦手、なんて言わないだろう。

苦手が慢性的に思うことなんだとしたら、嫌いはその場でぱっと出るもの。
感覚的に感じる何か。

好きはどうしようもなくうれしくて、得意は評価されてる感じ。

延々と考えていたら、嫌い、はやっぱり悲しい気がする。
苦手って言われた方が、まだ、まし。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?